NFT

スティックブランドの米Slim Jimがメタバース参入に向けて商標を出願

 

アメリカを拠点とするミートスティックブランドのスリムジム(Slim Jim)は、メタバースでのデビューに取り組んでいる。

コインデスクによると、同社はNFTで構成される仮想マーケットプレイスを立ち上げることを計画しており、「SlimJim」、 「Meataverse」、「Long Boi Gang 」の3つの名前で商標を出願した。

これは、同社が「仮想食品を閲覧、蓄積、購入、販売、取引する人々に向けたメタバースを提供する」ほか、「仮想商品、仮想食品、NFTを特徴とするサービス」を提供する計画を示している。

つまり、Slim Jimが仮想環境を活用してリーチを拡大し、没入型体験に消費者を引き込むうえで主導的役割を果たそうとしていることとなる。メタバースの中にいる人々は仮想空間で、スリムジムの商品を購入、宣伝、収集できるようになる。

昨年、フェイスブックが社名を「Meta」に変更したとき、スリムジムもツイッターのブランド名を「Meata」に変更した。これは仮想空間に参入する戦略の一部だった。そして、まもなくスリムジムはメタバースに参入しようとしている。

スリムジムの親会社Conagra BrandsのCEOであるSean Connolly氏は「将来、クリプトをテーマにした追加の活動に注意しておく必要がある」と昨年4月にコメントしていた。

スリムジムはメタバースでのデビューを目指す最初の食品企業ではない。

スリムジムのほかに、マクドナルドパネラ・ブレッドパンダエクスプレスウイングストップなどの企業も仮想空間への拡大を目指している。

マクドナルドは今年2月、メタバース関連の商標を10種類出願している。マクドナルドに先立ち、大手ベーカリーチェーンのパネラ・ブレッドもメタバース用の商標「Panera」「Paneraverse」を出願している

 

参考記事

First DOGE, Now ‘Meataverse’: Slim Jim Trademark Filings Reveal Metaverse Plans

Slim Jim In Metaverse | Treat For All The Food Lovers In Metaverse!

アイキャッチ画像の出典:coindesk

 

関連記事

  1. 会員権をNFTにした世界初のレストラン「Flyfish Club…
  2. ファーストフードレストランの買収を目指すfriesDAOが登場
  3. ブロックチェーンを活用して透明性の高いサーモン養殖に取り組むKv…

おすすめ記事

なぜ今、食品メーカーが手を組むのか?|共通課題に挑む「未来型食品工場コンソーシアム」

今年7月、食品業界における共通課題の解決を目指す取り組みとして「未来型食品工場コ…

二酸化炭素からタンパク質を開発するAerbio、オランダでパイロット施設の本格稼働を開始

二酸化炭素を原料にタンパク質を開発するAerbio(旧Deep Branch)が…

精密発酵の米パーフェクトデイ、約130億円の資金調達とともに創業者が退任、暫定CEOが就任

精密発酵による食品開発を牽引してきたパーフェクトデイ創業者のRyan Pandya氏(左)とPeru…

植物工場のスプレッドが40億円を調達、代替肉・いちごの新規事業を加速

京都を拠点とする植物工場スタートアップのスプレッドは今月、シリーズAラウンドで4…

培養肉企業MeaTechが約100グラムの3Dプリントされた培養ステーキ肉の生産に成功

イスラエルの培養肉企業MeaTechは今月、バイオ3Dプリンターを用いて104グ…

ソーラーフーズ、米レストランでCO2由来の微生物タンパク質「ソレイン」を初提供

二酸化炭素、電気、微生物から代替タンパク質を作るというフィンランド企業ソーラーフ…

精密発酵レポート・予約注文開始のお知らせ

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

Foovo Deepのご案内

精密発酵レポート・予約注文開始のお知らせ

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

Foovoの記事作成方針に関しまして

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(12/05 14:11時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(12/05 23:53時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(12/05 03:34時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(12/05 20:06時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(12/05 12:21時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(12/05 23:07時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP