Foovo Deep

二酸化炭素から動物飼料用のタンパク質を作るDeep Branchが約10億円を調達

 

二酸化炭素から代替タンパク質を開発するDeep BranchがシリーズAで800万ユーロ(約10億円)を調達した。

Deep Branchは畜産の持続可能性と二酸化炭素の排出量削減を両方実現するため、動物飼料用の代替タンパク質Protonを開発している。

大きな特徴は、二酸化炭素と微生物を使ってタンパク質Protonを作り出していることだ。

つまり、持続可能な動物飼料を実現するために二酸化炭素を「アップサイクル」している。

二酸化炭素と微生物から作られる代替タンパク質Proton

出典:Deep Branch

Deep Branchが開発したProton単細胞タンパク質single cell protein:SOP)に分類される。

単細胞タンパク質は微生物タンパク質とも呼ばれ、

細菌や酵母など微生物の体内に含まれるタンパク質を指す。

 

糖類・デンプン・メタンなどを原料に微生物を発酵槽で培養して得られたものが、単細胞タンパク質となる。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

  1. 米SCiFi Foodsが培養牛肉製品で初のLCAを実施、環境メ…
  2. イート・ジャストの代替卵JUST EggがEU当局の認可を取得
  3. スペインのLibre Foodsが菌糸体由来の代替鶏胸肉を発表、…
  4. ショウジョウバエで成長因子を開発し、培養肉のコスト削減に挑むFu…
  5. 代替卵「JUST Egg」の欧州導入に向け、イート・ジャストとV…
  6. ダノンが精密発酵企業Imagindairyに出資、細胞農業企業で…
  7. 一正蒲鉾がインテグリカルチャー、マルハニチロと培養魚肉の共同研究…
  8. 培養魚のWanda Fishがタフツ大学と独占的ライセンス契約を…

おすすめ記事

Evo Foodsとギンコ・バイオワークス、アニマルフリーな卵タンパク質の開発で提携

海外では動物に頼らずに食品成分を作る手法として、精密発酵が人気の手法になりつつあ…

Remilk、イスラエルで精密発酵タンパク質の認可取得が間近

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は19日、イスラエルのフードテック企業が牛…

CO2を原料にタンパク質開発する米NovoNutrients、カロテノイド生産のスケールアップへ

二酸化炭素、水素、微生物を活用して持続可能なタンパク質を開発する米NovoNut…

イスラエル企業SimpliiGood、スピルリナ由来のビーガンスモークサーモンを2025年第1半期に上市へ

スピルリナ由来の代替サーモンを開発するイスラエル企業SimpliiGoodは、2…

ソーラーフーズ、シンガポールでソレインの販売認可を取得

二酸化炭素と微生物を活用して代替タンパク質ソレインを開発するソーラーフーズ(So…

二酸化炭素からタンパク質を開発するAerbio、オランダでパイロット施設の本格稼働を開始

二酸化炭素を原料にタンパク質を開発するAerbio(旧Deep Branch)が…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(07/18 15:28時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(07/19 01:28時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(07/19 05:25時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(07/18 21:32時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(07/18 13:31時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(07/19 00:37時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP