世界大手の農産物加工・食品原料メーカーである米ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)は今月、二酸化炭素を原料にタンパク質を開発するAir Proteinと新しいタンパク質の研究開発で提携したことを発表した。
二社は土地がなくても開発可能な空気タンパク質の開発と生産を促進するため、戦略的開発契約を締結した。ADMの栄養、配合、研究に関する知見と、Air Protein独自のタンパク質生産技術を組み合わせることで、代替肉の栄養、食感、風味、コストを改善する費用対効果の高い原料の提供を目指す。
二社はまた、世界初となるエア・プロテイン(Air Protein)の商用プラントの建設、運営でも協力することを発表した。
ADMが空気タンパク質のAir Proteinと提携
NASAの研究者は1970年代、宇宙飛行士が吸い込んだ空気中の元素をタンパク質に変換することで、長期にわたる宇宙生活で宇宙飛行士に栄養をもたらす方法を研究していた。
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アイキャッチ画像の出典:Air Protein