代替プロテイン

ビヨンドミートの新商品ソーセージ、10月から全米の食料品店で販売

 

ビヨンドミート(Beyond Meat)は、肉を使わない植物性ソーセージの販売開始を発表した。今月から全米の食料品店で販売する。

販売価格は1パック8個入りで5.99ドル(約630円)。

コロナウイルスの感染が続く中、ビヨンドミートの躍進が続いている。9月には中国に最大の生産拠点建設を発表した。

中国上海のスターバックスにもビヨンドミートの商品が使われている 出典:ロイター

植物由来代替肉に対する需要の高まりは、コロナウイルスのパンデミックにより自宅で食事をする人が増えたほか、これまでの畜産の限界・倫理的問題が浮き彫りになったことも関係している。

ビヨンドミートは続々と商品をリリースしている。ソーセージは2020年4つ目の商品。8月にはD2CのオンラインECサイトを開設した。

今年になってから、朝食用パティヴィーガンバーガー用パティのCookout Classic、そして先月にはミートボール販売を発表。7月にはケンタッキー・フライド・チキン(KFC)と提携した。

朝食用パティ 出典:ビヨンドミート

ヴィーガンバーガー用パティのCookout Classic 出典:ビヨンドミート

ミートボール 出典:ビヨンドミート

新商品のソーセージは、遺伝子組み換え作物、合成着色料などを含まず、これまでのソーセージよりも塩分を40%カットできるという。

ビヨンドミートはカリフォルニアを拠点とする植物性代替肉の大手。2009年に設立された。これまでにビルゲイツ、タイソンフーズなどから資金を調達している。

 

参考記事

Beyond Meat Serves Up New Sausage Links

Beyond Meat launches new breakfast sausage links across US

 

関連記事

  1. イート・ジャストの代替卵JUST EggがEU当局の認可を取得
  2. 食品廃棄物を活用してマイコプロテイン由来の代替肉を開発するMyc…
  3. 仏培養肉のVital Meatがイギリスで新規食品の承認申請を実…
  4. 植物性の全卵を開発するYo Eggが米国進出を実現、ビーガン落と…
  5. 6つの豆をベースに代替魚を開発する米Good Catchがシンガ…
  6. 乳業大手フォンテラとDSMが精密発酵スタートアップ設立を発表
  7. オーストラリアのNourish Ingredients、植物肉用…
  8. Future Fieldsが約15億円を調達、ショウジョウバエで…

おすすめ記事

植物性ハチミツの米MeliBioをスイスのFoodYoung Labsが買収──精密発酵技術は買収対象外

2025年5月30日更新ミツバチに依存しないハチミツを開発する米MeliBioが、スイスの食…

培養肉企業アレフ・ファームズが約116億円を調達、2022年に最初の商品の販売へ

細胞培養でステーキを開発するイスラエルの培養肉企業アレフ・ファームズが、シリーズ…

ドイツのFormo、麹菌由来のビーガンチーズを発売|約86億円の調達にも成功

ドイツのフードテック企業Formoが麹菌由来のビーガンチーズを発売した。…

代替シーフードのAqua Cultured Foods、スイスの小売大手ミグロとPoC契約を締結

代替シーフード企業Aqua Cultured Foodsは16日、スイスの小売大…

パーソナライズ化された次世代自販機のBolkが約5億円のシード資金を調達

次世代自販機を開発するBolkが、シードラウンドで400万ユーロ(約5億2000…

Jellatechが約5億円のシード資金を調達、細胞由来コラーゲンの開発を加速

動物に依存することなく、細胞農業により動物由来と同等のコラーゲンを開発する米Je…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

リアルセミナー@東京のお知らせ【2025/6/18】

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(06/08 15:17時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(06/09 01:09時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(06/09 05:09時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(06/08 21:17時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(06/09 13:20時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(06/09 00:24時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP