Foovoセレクト

大豆ミートを食べてみた感想【意外とおいしい】

フードテックのメディアを運営しているのに、

そういえば大豆ミートをまだ食べていなかった

ということで、先日初めて食べてみた。

大豆ミートはソイミートともいわれ、大豆を水につけるとお肉のような食感になる大豆加工食品のこと。

amazonだけでもこんなに商品がある▼

amazonにある大豆ミート 出典:Amazon

ちなみに、わたしはベジタリアンでもヴィーガンでもなく、大の肉好き

大豆ミートの口コミを見ると、ベジタリアン、ヴィーガンの人が絶賛している口コミがあるけど、あなたは肉好きが大豆ミートを食べた感想も聞きたいと思わないだろうか?

今回の記事では、

・肉が大好きな私が大豆ミートを食べてみた正直な感想

・大豆ミートで唐揚げを作る方法

を余すことなくお伝えするので、ぜひ最後まで読んで大豆ミートの可能性を感じてほしい。

 

大豆ミートを買ってみた

買ったのは業務用1kgの大豆ミート。非遺伝子組換えの脱脂大豆を使っている。

開封後。ふりかけと大きさを比較

届いておどろき。1kgは大きかった。

1人だったら食べ終わるのに2ヵ月くらいだろうか?

袋を開けると、ほのかにきなこの匂いがする。

これが本当に肉になるのか‥‥?

おいしくいただけるなら非常食にぴったりだと思いながら、さっそく準備を始めることに。

 

大豆ミートで唐揚げを作る方法

商品の裏側に基本的な使い方が書いてある。

パッケージの裏側

沸騰したお湯で3分煮る

 

お湯でもどすとこんな感じ。

水を含んで全体の色が薄くなっている。正直なところ、これが肉の代替品になるとは思えない。

 

しっかり絞る

上手く作るコツは、この時に水をしっかりしぼること。

冷水でさっと流すともう熱くなかったので、ぎゅっとしぼる(成功の秘訣)

 

味付けする

唐揚げにするため、しょうゆやニンニクのたれで味付けをする。

本物の肉との違いは、調味料に長くつける必要がないこと。

購入サイトには「しっかり味付けすること」とあるが、唐揚げについてはさらっとでいいと思う。

調味料に数分つけると、大豆が調味料をしっかり吸収しすぎて味が濃くなってしまう気がした。

わたしがやった感覚としては、唐揚げの場合はさっと調味料にひたして、片栗粉をつけるのがいい感じ

本物の肉で唐揚げを作るとなると半日つけこんだりするが、大豆ミートを使うと時短レシピが可能になるというわけ。

 

揚げる

揚げる要領は、本物の肉のときと変わらない。

ここでもメリットに気づいた。

中まで火が十分に通らなくても、お腹を壊す心配がないことだ。

できあがりがこれ▼

料理が苦手な私でもなんとかできた。

通常のから揚げよりも、短い時間で作れたのはおどろきだった。

 

大豆ミートを食べた感想

おいしかった!

知らずに食べたら「ちょっと違うけど、薄い肉を使ったのかな」程度にしか思わないレベル。

少なくとも一口目では(わたしは)気づかないと思う。

特に歯ごたえをよく再現していると感心した。

本物の肉とは違うけど、予想していたよりはるかに肉っぽくておいしかった。

作る前にあったきなこの匂いもなくなっていた。

 

といっても、わたし個人の感想だけでは足りないので、夫・子供(5歳)にも試してもらった。

子供には大豆であることは伝えずに「唐揚げだよ」と言って出したところ、

おかわりをしてくれた!

親用のから揚げもすべて自分で食べてしまった。

大豆ミートすごい。

 

大豆ミートで作れるもの

この大豆ミートで作れるのは唐揚げだけではない。

●炒め物
●丼もの
●バーベキュー

●生姜焼き
●コチュジャン炒め

amazonのレビューを見ると、唐揚げのほかに炒め物にも使っている人の口コミが多かった。

 

大豆ミートはこんな時に役立つ

使ってみて、ベジタリアン用のほかに使うシチュエーションはいろいろあると感じた。

非常食として

常温保存できるのが何よりの魅力だと思う。

未開封の賞味期限は約1年。いくつか備蓄しておけば、食糧危機や災害時の対応にとても役立つことは間違いない。

肉を買い忘れたとき・足りなかったときの代用として

「肉を買い忘れてしまった!」

こんな時にもすごく役立つ。

食費を抑えたいとき

この大豆ミートは1袋約1900円。

1kgもあるうえ、お湯で戻すとボリュームアップするので、実際はもっと多い。

本物の肉を買うよりお財布に優しい

冷凍保存するのを忘れて肉をダメにしてしまうようなフードロス問題にもしっかり対応できる。

何より、本物の肉よりずっと安い!お財布を気にする主婦の強い味方だ。

 

amazonや楽天で手軽に大豆ミートが入手できるので、気になる人は見てみよう。

Amazonで今すぐ大豆ミートを探す

楽天で今すぐ大豆ミートを探す

 

関連記事

  1. 微細藻類で代替タンパク質を開発するBrevelが約25億円を調達…
  2. 精密発酵ヘムで知られる米フードテック企業Motif FoodWo…
  3. スイスのPlanted、発酵技術を使用した植物性ステーキを欧州3…
  4. ひよこ豆由来のタンパク質を開発するInnovoProが約3億円を…
  5. オーストラリアの代替肉企業v2foodが微細藻類由来のヘム様成分…
  6. 香港グリーンマンデーがイギリス飲食店に進出、今年中に本格展開へ
  7. Moolec Science、ウシミオグロビンを生成するエンドウ…
  8. 菌糸体ステーキ肉の開発に挑むスペイン企業Libre Foods

おすすめ記事

パーソナライズ化された次世代自販機のBolkが約5億円のシード資金を調達

次世代自販機を開発するBolkが、シードラウンドで400万ユーロ(約5億2000…

個人から企業まで|貼るだけで果物の鮮度を保持するシールを開発したRyp Labsとは

アメリカ、ワシントン州を拠点とするRyp Labsは、果物の保存期間を最大14日…

お多福醸造・オタフクソースがマイコプロテイン事業に参入

お好みソースで知られるお多福醸造・オタフクソースがマイコプロテイン事業に参入する…

培養魚レポート・販売開始のお知らせ

最新版は2024年3月13日に発売しました。培養…

ピザ自販機のカナダ企業PizzaFornoがアメリカへ進出

新型コロナの発生により、自動販売機が新しく生まれ変わろうとしている。日本…

キッチンカーで植物肉を広めたい|学生団体Planmeetがクラウドファインディングをスタート

植物肉という食の選択肢を広げるために、早稲田大学などの学生による学生団体Plan…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(05/18 15:09時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(05/18 01:00時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(05/18 04:59時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(05/17 21:09時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(05/18 13:15時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(05/18 00:15時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP