代替プロテイン

ビーガンチーズを開発するMiyoko’s Creameryが約57億円を調達

2022年1月セミナーはこちらから▼

 

植物ベースのビーガンチーズを開発するMiyoko’s CreameryがシリーズCラウンドで5200万ドル(約57億円)を調達した

同社は調達した資金で、小売販売と製品開発の拡大を促進する。年内には新商品となるソースタイプのピザ用モッツアレラを新たに発売する。

Miyoko’s Creameryは、カリフォルニア州ペタルーマに、自身がビーガンであるMiyoko Schinner氏によって2014年に設立された。Miyoko Schinner氏は今年のフォーブスの50 Over 50に選ばれている。

Miyoko’s Creameryはバター、モッツアレラ、スライスチーズ、チーズスプレッドなどさまざまなアニマルフリーな乳製品の開発を手掛ける。

出典:Miyoko’s Creamery

いずれもカシューなどの植物を原料として、独自の発酵プロセスにより作られた100%ビーガンな乳製品となる。進出国はアメリカ、カナダ、南アフリカ、香港、シンガポールに及び、アメリカではホールフーズ、ターゲット、トレーダージョーズ、ウォルマートなど3万店舗で販売されている。

2020年にはMiyoko’s Creameryの従業員は200名を超え、売上は2000万ドルとなり、小売売上は70%増加した。

同社は昨年、ペタルーマの本社・生産施設を29,000平方フィートから48,000平方フィートに拡大し、従業員を25%増やしており、サンフランシスコ・ベイエリア最大の食品メーカーの1つとなっている。

出典:Miyoko’s Creamery

今回のラウンドはPowerPlant Partnersが主導し、4000万ドルを出資した。このほか、Cult CapitalObvious VenturesStray DogCPT Capitalが参加した。

Miyoko’s Creameryは調達した資金で、食料品店、クラブ、外食産業などでの販売を強化する。さらに、年内に液体タイプのピザ用モッツアレラをリリースするとしている。これは、ソースのように注ぎ、焼き上げて伸びるチーズにできるもの。

また、Medium CheddarPepper Jack2製品のリニューアルバージョンを発売する予定。

GFIによると、植物性バターの2020年の小売売上は、前年比約1.36倍に成長した。植物性チーズの2020年の小売売上も、前年比約1.42倍成長している

2020年にアメリカの植物ベース市場で最も伸びたカテゴリーは卵(前年比約2.7倍)、次いで代替肉(前年比約1.45倍)だった。代替チーズは約1.42倍と3番目に伸びたカテゴリーとなっている。

チーズは牛肉、羊肉に次いで温室効果ガスの排出量が3番目に多い動物製品とされ、畜産による環境負荷を減らすため、脱・動物性チーズの動きが進んでいる。

Miyoko Schinner氏 出典:Miyoko’s Creamery

こうした流れを背景に、今年になってから代替チーズに対する資金提供が続いている。

大豆を使ったチーズを開発するNobell Foodsは7月に約82億円を調達した。同社はビル・ゲイツ氏のファンドから出資を受けている。

精密発酵技術でビーガンチーズを開発するChange Foodsは約2.3億円、プロラミン技術により植物性でありながら溶けて伸びるチーズを開発するMotif FoodWorksは約249億円を調達している。

アメリカのSuperBrewed Foodは草食動物の腸に存在する微生物を使ったビーガンチーズを年内に発売する予定で、スウェーデンのStockeld Dreameryは5月に植物性フェタチーズを発売した。

クランチベースによると、Miyoko’s Creameryのこれまでの調達総額は5880万ドル(約64億円)となる。

 

参考記事

Miyoko’s Creamery increases funding seven-fold with new Series C

Miyoko’s Creamery Closes $52M in Series C Funding, Accelerates Distribution and Innovation of Vegan Dairy

Plant-based Cheesemaker Miyoko’s Creamery Raises $52M Series C

 

おすすめ記事

アイキャッチ画像の出典:Miyoko’s Creamery

 

2022年1月セミナーはこちらから▼

 

***無料レポートプレゼントのご案内***

無料メールマガジンに登録いただいた方限定で、 

国内外の培養肉開発に取り組む企業をまとめたレポートを無料でお配りしております。

●全66社

●全15ページ

の無料レポートです。

登録は1分で終わりますので、ぜひこの機会にご利用ください。

メールマガジンにご登録いただいた方には、 週1~2回フードテックの最新ニュースをお届けしております。

↓↓↓↓↓

メールマガジン登録はこちらから

 

>> <<

関連記事

  1. 培養肉はどんな産業を生み出すのか?|SKSJ2020参加レポート…
  2. スウェーデンHookedが約6200万円を調達、2021年春にス…
  3. ナイジェリア初の植物肉企業VeggieVictoryに世界の投資…
  4. インポッシブルフーズが香港・シンガポールの食料品店で販売を開始、…
  5. スペイン政府がBioTech Foodsの主導する培養肉プロジェ…
  6. ビヨンドミートが新しいビヨンドバーガーを5月に全米小売で発売
  7. 代替肉のビヨンド・ミートがマクドナルド、ヤム・ブランズとの提携を…
  8. 韓国の培養肉企業CellMEATが約4億7千万円を調達、培養肉の…

おすすめ記事

微生物を活用してアニマルフリーなチーズを開発するFormo、年内に試食会を実施

ベルリンを拠点とするスタートアップFormoは微生物を使ってアニマルフリーなチー…

ゲイツ氏、ベゾス氏が支援するNature’s Fynd、発酵タンパク質を使った新商品を発表

微生物発酵で代替タンパク質を開発する米Nature’s Fyndが、最初の商品を…

高級培養肉を開発するOrbillion Bioが約5億4000万円を調達

培養肉を開発するスタートアップ企業Orbillion Bioが、シードラウンドで…

培養魚を開発するBlueNaluが史上最大の約62億円を調達、パイロット工場の完成・年内にテスト販売へ

細胞を培養して水産物を開発するBlueNaluが6000万ドル(約62億円)を調…

Yコンビネーターが支援する米培養肉企業Orbillion Bioは高級肉開発で差別化を図る

培養肉スタートアップ企業Orbillion BioがYコンビネーターのWinte…

6つの豆タンパク質から代替魚を開発する米Good Catch、カナダ・欧州へ進出

FAOの「世界漁業・養殖業白書(2018)」によると、2015年の水産資源は「漁…

Foovoセミナーのお知らせ

▼聞き流しフードテックニュース▼

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業66社をまとめたレポート(全15ページ)を無料でお配りしております。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(01/16 16:27時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(01/16 10:13時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,881円(01/15 21:23時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP