カリフォルニアのNewlightは、温室効果ガス排出と海洋プラスチック問題を同時に解決する商品AirCarbonを開発した。
使うのは、海にいる微生物。
微生物を使って温室効果ガスを分解されるプラスチックPHBに変えるのだ。
「大気中に放出される二酸化炭素を役に立つものに変えられないか?」という問いを抱いた同社CEOのMark Herremaは、自然界では温室効果ガスを日常的に物質に変換していることに着想を得た。
海の中では日常的に、微生物がメタンや二酸化炭素を餌として摂取して、PHBというプラスチックに変換している。
PHBは微生物が飢餓に備えて菌体内に生産・蓄積するもので、環境の中で自然に分解される。
Mark Herremaはこのプロセスを「陸」で再現できないか考えた。
研究を続けて10年。
Newlightは微生物が行うプロセスを陸で再現することに成功した。