Foovo Deep

微生物発酵でサステイナブルな着色料を開発するデンマーク企業Chromologics

 

植物ベースまたは細胞農業によって肉、魚、乳製品に取り組むフードテック企業は増えているが、この中でニッチな領域を1つ挙げるとすれば、着色料だろう。

天然着色料のほとんどが現在、動物や植物由来成分に依存している。

なかでも、ハムやソーセージ使用される赤色色素のコチニール色素は、別名カルミンとも呼ばれ、サボテンに生息するエンジムシの雌の体から得られる。

カルミンはカルミン酸を主成分とし、欧米では食品の着色料として広く使用されているが、日本では2012年に消費者庁がカルミンの急性アレルギーに関する注意喚起を発表されている。

なかにはアレルギーの原因となるタンパク質をほぼ完全に取り除くなどして対応している企業もあるが、動物由来でない天然着色料を使える方が望ましい。

そんな中、持続可能な着色料を提供するために、デンマークを拠点とするChromologicsはバイオテクノロジーを活用して、動物・植物を使わない天然着色料を開発している。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

  1. Onego Bioが約24億円を調達、精密発酵卵白タンパク質の生…
  2. 『ミート・ザ・フューチャー~培養肉で変わる未来の食卓~』が6月9…
  3. Calystaの単細胞タンパク質FeedKind、水産養殖への使…
  4. オーストラリアのAll G Foods、植物肉ブランドを切り離し…
  5. タイソンフーズが出資するFuture Meatが培養鶏肉のコスト…
  6. 米イート・ジャスト、年内または2022年に30億ドルのIPOを目…
  7. インポッシブルフーズが今秋に植物チキンナゲット発売へ
  8. イギリスのマクドナルドが代替アイスクリームの試験販売を開始

精密発酵レポート好評販売中

おすすめ記事

培養肉企業モサミートがシリーズBを約89億円でクローズ

オランダの培養肉スタートアップ企業モサミート(Mosa Meat)が新たに100…

材料毎に投入タイミングを制御するスマート調理ロボットOliver

ほかの料理の準備で焼きすぎてしまったり、ゆですぎてしまったり、料理には失敗がつき…

マイコプロテインの英ENOUGHが年産1万トンの工場をオランダに建設、年内上市を計画

マイコプロテインを使った代替タンパク質を製造するイギリスのENOUGH(旧称3F…

3分でサクサクのピザを焼くBasil Streetのピザ自販機

 このニュースのポイント●ピザを3分で焼…

ネスレがFuture Meatと協業して培養肉参入に向けて準備

ネスレが培養肉事業に参入する準備を進めている。ネスレが培養肉と植物肉をブ…

カーギルがマイコプロテインの英ENOUGHと販売契約を締結

カーギルは今月、マイコプロテインを開発する英ENOUGHとの提携拡大を発表した。…

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

精密発酵レポート好評販売中

Foovoの記事作成方針に関しまして

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

Foovo Deepのご案内

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(07/26 13:09時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(07/26 22:36時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(07/27 02:20時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(07/26 19:03時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(07/27 11:34時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(07/26 22:02時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP