Foovo Deep

米Newlightの生分解性プラスチックAirCarbon、プラスチック汚染と温室効果ガスの同時解決へ

 

カリフォルニアのNewlightは、温室効果ガス排出と海洋プラスチック問題を同時に解決する商品AirCarbonを開発した。

使うのは、海にいる微生物。

微生物を使って温室効果ガスを分解されるプラスチックPHBに変えるのだ。

「大気中に放出される二酸化炭素を役に立つものに変えられないか?」という問いを抱いた同社CEOのMark Herremaは、自然界では温室効果ガスを日常的に物質に変換していることに着想を得た。

NewlightCEO・共同創業者のMark Herrema 出典:World Economic Forum

海の中では日常的に、微生物がメタンや二酸化炭素を餌として摂取して、PHBというプラスチックに変換している。

PHBは微生物が飢餓に備えて菌体内に生産・蓄積するもので、環境の中で自然に分解される。

出典:NEWLIGHT TECHNOLOGIES

Mark Herremaはこのプロセスを「陸」で再現できないか考えた。

研究を続けて10年。

Newlightは微生物が行うプロセスを陸で再現することに成功した。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

  1. 培養油脂のPeace of Meatと英ENOUGH、マイコプロ…
  2. Mycorenaのパイロット工場、拡張により欧州最大のマイコプロ…
  3. 奇跡の植物肉「ミラクルミート」を開発したDAIZに国内外から引き…
  4. オランダの培養肉企業Meatableが培地の共同開発でDSMと提…
  5. 精密発酵でカゼインを開発するEden Brewが約37億円を調達…
  6. VenHubが開発する完全自律型のスマートコンビニ
  7. シンガポールのtHEMEat、卵殻や廃棄野菜から植物性ヘムを開発…
  8. イート・ジャストがカタールへの培養肉工場の建設でQatar Fr…

おすすめ記事

微生物発酵で脂肪を開発するNourish Ingredientsが初ラウンドで約12億円を調達

オーストラリアのスタートアップ企業Nourish Ingredientsが初のラ…

Basil Streetがピザ自販機をアメリカの国際空港に導入、1年半で200の空港へ拡大予定

ピザ自販機を開発するアメリカのBasil Streetは、食品・ドリンクの自動販…

オランダの培養肉企業Meatableが約51億円を調達、来年にシンガポールで販売へ

オランダの培養肉企業Meatableは今月、シリーズBラウンドで3500万ドル(…

植物性着色料を開発中のイスラエルフードテックPhytolonが約5億円の資金調達に成功

植物由来(プラントベース)の着色料を開発するイスラエルのフードテックスタートアップのPhytolon…

イスラエルの培養肉企業Steakholder Foods、バイオ3Dプリンターの商用化に向けて加速

イスラエルの培養肉企業Steakholder Foods(旧称MeaTech)は…

デンマークのTempty Foodsがマイコプロテインをレストランに導入

2024年6月27日情報を追記デンマークのマイコプロテイン企業Tempt…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(07/09 15:27時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(07/10 01:26時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(07/10 05:24時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(07/09 21:30時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(07/09 13:30時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(07/10 00:36時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP