資金調達

2020年10月の資金調達動向・海外フードテック15社のまとめ

 

この記事でわかること

 

10月に投資を受けた海外フードテック15社の調達額と主なサービス内容

 

 

コロナウイルスの感染拡大によって、多くの業種が影響を受ける中、投資が盛んな領域といえばフードテックだ。経済的な大変動があっても、フードテックへの投資は止まらない

その理由は、地球に住む誰もが「食べる」行為からは無縁になれないことだろう。そして、「食」の周囲には、さらに大きなチャンスが生まれつつある。

そのチャンスを見逃さないためにも、フードテックの投資動向を定期的にまとめてお伝えする。

今回は2020年10月に行われたフードテック15社の資金調達情報をまとめた。

下記に挙げたものは全体の一部だが、これだけ見ても、新型コロナの感染が落ち着かない状況のなか、フードテックの勢いが止まらないことがわかるだろう。

2020年10月の投資動向15社まとめ|資金調達額の順に記載

下記であげた企業のなかには、このメディアでも取り上げたものもあれば、まだ紹介していないものもある。また、下記であげたものがすべてではない。

★がついた企業は、リンクをクリックすると当メディアの詳細ページにジャンプする。

★がない企業は、まだ記事でとりあげていないため、公式HPにジャンプする。

Instacart 2億ドル

食料品を即日配達する買い物代行サービス

Plenty 1億4000万ドル

垂直農業による野菜を生産・販売するサービス

LIVEKINDLY 1億3500万ドル

代替タンパク質のグループ企業。

Ordermark 1億2千万ドル

レストラン向けのオンラインデリバリー管理サービス

BrightFarms 1億ドル

水耕栽培で作ったリーフ野菜をパックして販売するサービス

Cooler Screens 8000万ドル

インタラクティブなカラーディスプレイで訴求力を向上

Grubmarket 6000万ドル

農場から農作物をオンラインで直接顧客に販売するサービス

v2food(★) 5500万ドル

オーストラリアの植物性代替肉スタートアップ

Zomato(★) 5200万ドル

インドのフードデリバリーサービス

Apeel Sciences(★) 3000万ドル

野菜の鮮度を保持するコーティング技術

Arable(★) 2000万ドル

農地に設置して天候、温度などのデータを収集する農業用ソフトサービス

TeleSense(★) 1020万ドル

穀物の腐敗、保管状況をリアルタイムで検知・予測するセンサーサービス

DeepBranch(★) 約290万ドル

二酸化炭素から作るタンパク質による動物飼料を生産

YPCテクノロジーズ(YPC Technologies)(★) 136万ドル

介護施設、病院向けの多才料理ロボットサービス

Kaffe Bueno(★) 130万ドル

コーヒー粕をアップサイクルして化粧品、食品を開発

 

参考情報

Crunchbase

 

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