代替プロテイン

代替卵のイート・ジャストがアフリカ市場へ進出

2022年1月セミナーはこちらから▼

 

植物ベースの代替卵を開発するイート・ジャストがアフリカ市場へ進出した。

南アフリカを拠点とするInfinite Foodsと協業し、緑豆をベースとしたJUST Egg Foldedを南アフリカで発売した。製品は小売、外食産業で展開されるほか、Infinite FoodsのECサイトでも販売される。

イート・ジャストはサンフランシスコを拠点とするフードテック企業。植物卵に加え、細胞培養による培養肉を世界で初めてシンガポールで販売するなど、注目を集めている。

出典:イート・ジャスト

アフリカ進出にあたり、イート・ジャストはアフリカで植物肉の販売を手掛けるInfinite Foodsと協業した。

Infinite Foodsは、アフリカ大陸全土の800箇所以上にネットワークを持ち、ビヨンドミート(代替肉)オータリー(代替ミルク)Good Catch(代替魚)といった有名なプラントベースブランド食品をスーパー、レストラン、ECサイトで販売している。

このリストにイート・ジャストが加わったこととなる。

イート・ジャストの製品は、アフリカ最大手の小売業者Wellness Warehouse、一部レストランで取り扱われるほか、Infinite FoodsのECサイトで販売される。

出典:イート・ジャスト

イート・ジャストの代替卵製品には、液体タイプの「JUST Egg」、卵焼きタイプの「JUST Egg Folded」、低温調理された一口タイプの「JUST Egg Sous Vide」の3種類がある。いずれも緑豆、ターメリックをベースとした100%植物ベースの卵製品で、遺伝子組換え原料、コレステロールを含まない。

今回南アフリカで発売されたのは、卵焼きタイプの「JUST Egg Folded」となるが、残る2製品も今後販売していく予定

出典:イート・ジャスト

イート・ジャストのJUST Eggは、アメリカでは2万箇所を超える小売、1000箇所のレストランで販売されている。これまでに販売したJUST Eggは、1億個の卵に相当し、アメリカを代表する植物卵企業となった。

アメリカ以外では、中国大手ECサイトのJD.comとアリババが運営する天猫(Tmall)で販売されるほか、中国大手ファーストフードのDicosの卵メニューにも採用されているなど、中国上陸も果たしている。

シンガポールには、北アメリカ、ドイツに次ぐ3つ目の生産工場を建設中で、昨年の報道によると、2022年半ばまでの稼働を目指している

中国の人気屋台料理「煎饼」をJUST Eggで作っている様子 出典:イート・ジャスト

イート・ジャストに今最も注目が集まっているのは、同社が年内または2022年にIPOする可能性があることだろう。直近の報道では、最低でも30億ドルの評価額を目指している。

今回のアフリカ進出にあたり、創業者のジョシュ・テトリック氏は南アフリカを「重要な新しい市場」だとコメントしている。確かに、アフリカの今後の人口増加を考えると、代替タンパク質を手掛ける企業が、アフリカを無視する理由はない。

米シンクタンク・ピュー・リサーチ・センターの報告によると、2100年までに、世界の人口トップ10カ国のうち、半分はアフリカとなると予想される。

現在、トップ10にいる国の4カ国(メキシコ、ロシア、バングラデシュ、ブラジル)は2100年の時点で、コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア、エジプトに置き換えられる見込み。

代表的なフードテック企業ビヨンドミート(代替肉)、オータリー(代替ミルク)、Good Catch(代替魚)に続き、代替卵のイート・ジャストが進出したことで、アフリカの代替タンパク質市場にさらに注目が集まっていきそうだ。

 

参考記事

Eat Just Teams Up With Infinite Foods To Launch Vegan Egg in African Market

 

おすすめ記事

アイキャッチ画像の出典:イート・ジャスト

 

2022年1月セミナーはこちらから▼

 

***無料レポートプレゼントのご案内***

無料メールマガジンに登録いただいた方限定で、 

国内外の培養肉開発に取り組む企業をまとめたレポートを無料でお配りしております。

●全66社

●全15ページ

の無料レポートです。

登録は1分で終わりますので、ぜひこの機会にご利用ください。

メールマガジンにご登録いただいた方には、 週1~2回フードテックの最新ニュースをお届けしております。

↓↓↓↓↓

メールマガジン登録はこちらから

 

>> <<

関連記事

  1. 子どもが培養肉を知るための絵本のクラファンがスタート
  2. 微生物を活用してアニマルフリーなチーズを開発するFormo、年内…
  3. 分子農業で代替タンパク質と成長因子を開発するスタートアップ企業4…
  4. 昆虫由来の代替タンパク質に取り組むTebritoが約1億円を調達…
  5. 代替肉のネクストミーツが新潟に代替肉の自社工場を建設、2022年…
  6. 精密発酵でアニマルフリーなチーズを開発する独Formoが約55億…
  7. 「チキンのテスラ」で知られる植物肉の米SIMULATEが約55億…
  8. Yコンビネーターが支援する米培養肉企業Orbillion Bio…

おすすめ記事

スペイン政府がBioTech Foodsの主導する培養肉プロジェクトに約6億5千万円を出資

スペインの培養肉スタートアップBioTech Foodsはスペイン政府から520…

香港IXON社が肉を2年間常温保存できるASAP技術を開発

香港のスタートアップIXON Food Technologyは画期的な食品保存方…

アレフファームズがブラジル食肉大手BRFと培養肉の開発・ブラジル導入で提携

イスラエルのアレフファームズとブラジル大手の食肉メーカーBRFは、培養肉の開発と…

精密発酵により代替タンパク質を開発する企業24社

微生物発酵は、代替タンパク質における第3の柱として注目される。発酵ベースのタンパ…

中国企業HaoFoodのピーナッツを原料とする代替肉が上海レストランで販売開始

上海を拠点とする代替鶏肉スタートアップHaoFoodが上海のレストランと代替肉の…

牛を手放し「型破り」な転身を実現したイギリス農家と、それを支援するRefarm’d

畜産農家のなかには、古くからのやり方はよくないと思いながらも、ほかに生計を立てる…

Foovoセミナーのお知らせ

▼聞き流しフードテックニュース▼

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業66社をまとめたレポート(全15ページ)を無料でお配りしております。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(01/16 16:27時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(01/16 10:13時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,881円(01/15 21:23時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP