カリフォルニアを拠点とするフードテック企業Shiruは、最初の製品となる代替脂肪「OleoPro」を発表した。
植物タンパク質と不飽和の植物油脂を組み合わせた「OleoPro」は、室温で形状を保持でき、調理すると茶色になり、植物由来の代替肉にジューシーな口当たりをもたらし、飽和脂肪を90%削減できるという。
今月サンフランシスコで開催されたFuture Food-Techカンファレンスで、Nourish Ventures(Griffith Foodsのコーポレートベンチャー)が開発した植物性唐揚げの一部として「OleoPro」が初披露された。
培養肉企業UPSIDE Foodsで上級食品研究員を務めるDaniel Davila氏は、「私たちのテストでは、OleoProは代替肉の有望な脂肪ソリューションであるとわかりました。市場にあるさまざまな植物油脂システムと比較して、牛脂に近い優れた性能を示しています」と述べ、「OleoPro」を高く評価している。
AIを活用した独自プラットフォーム「Flourish」
「OleoPro」はパーム油やココナッツオイルなど、持続不可能な現在の代替品を置き換えるために作成された。
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アイキャッチ画像の出典:Shiru