Foovo Deep

Shiruが「見た目も挙動も動物油脂のような」植物性代替脂肪「OleoPro」を発表 

 

カリフォルニアを拠点とするフードテック企業Shiruは、最初の製品となる代替脂肪「OleoPro」を発表した。

植物タンパク質と不飽和の植物油脂を組み合わせた「OleoPro」は、室温で形状を保持でき、調理すると茶色になり、植物由来の代替肉にジューシーな口当たりをもたらし、飽和脂肪を90%削減できるという。

今月サンフランシスコで開催されたFuture Food-Techカンファレンスで、Nourish Ventures(Griffith Foodsのコーポレートベンチャー)が開発した植物性唐揚げの一部として「OleoPro」が初披露された

培養肉企業UPSIDE Foodsで上級食品研究員を務めるDaniel Davila氏は、「私たちのテストでは、OleoProは代替肉の有望な脂肪ソリューションであるとわかりました。市場にあるさまざまな植物油脂システムと比較して、牛脂に近い優れた性能を示しています」と述べ、「OleoPro」を高く評価している。

AIを活用した独自プラットフォーム「Flourish」

出典:Shiru

OleoPro」はパーム油やココナッツオイルなど、持続不可能な現在の代替品を置き換えるために作成された。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Shiru

 

関連記事

  1. オランダのFarmless、約7.5億円を調達し農地不要のタンパ…
  2. 代替エビを開発するNew Wave Foodsが約18億円を調達…
  3. ドイツのマイコプロテイン企業Kyndaが約4.7億円を調達、大手…
  4. スペインのLibre Foodsが菌糸体由来の代替鶏胸肉を発表、…
  5. 【1/30】オランダの現地フードテックレポート会開催のお知らせ
  6. 米ビヨンドミート、植物ステーキ肉の年内発売を計画
  7. 米InnerPlantが自らSOSを出す植物 InnerToma…
  8. 油だけで終わらせない|オランダのCano-ela、菜種種子から食…

おすすめ記事

Shiruと味の素、AIを活用した未発見の甘味タンパク質の発見・開発に向けて提携

甘味タンパク質の開発に味の素が、AIを活用したタンパク質発見に取り組む米Shir…

米Atlantic Fish Co、世界初の培養ブラックシーバスを発表

アメリカの培養シーフード企業Atlantic Fish Coは今月、世界で初めて…

独GoodBytzが開発した1日3,000食を調理できるロボットキッチン

ドイツのスタートアップ企業GoodBytzは、1日最大3,000食を調理できるロ…

デンマークの精密発酵企業21st.BIO、持続可能な乳タンパク質生産を可能にするB2Bプラットフォームの提供を発表

デンマークの精密発酵企業21st.BIOは食品・原料メーカーに向けて、乳タンパク…

牛を使わずに乳タンパク質を開発するイスラエルのRemilkが約139億円を調達

精密発酵によりアニマルフリーな乳製品を開発するイスラエル企業Remilkがシリー…

魚の培養脂肪を開発するインパクファット|日本人研究者がシンガポールで挑戦

畜産による環境負荷を軽減するため、植物由来や菌類由来の代替肉の普及が世界的に加速…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(06/19 15:20時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(06/19 01:15時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(06/19 05:15時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(06/19 21:22時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(06/19 13:25時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(06/19 00:28時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP