Wilkinson Baking Companyが開発したパンを自動製造するロボットBreadBot。
2019年のCESに登場し、たちまち話題になった全自動のパン製造ロボットだ。
BreadBotは、生地の混合、成形、発酵、焼き上げ、冷却の全プロセスをすべて行う。食料品店7箇所での数年にわたる試験運用を経て、Wilkinson Baking Companyは昨年夏、アメリカで商用モデルの本格導入を実現した。
全自動のパン製造ロボットBreadBot
BreadBotは食料品店向けに設計されたパン製造ロボットだ。顧客は自分が購入するパンがいつ、どこで、どのように製造されたかを把握できる。パンが製造される様子を見ることができるため、エンターテイメント性もある。
BreadBotで製造できるパンは1時間あたり最大10斤、店舗での清掃時間を考慮すると、1日に230斤となる。Wilkinson Baking Companyによると、この生産量は食料品店のニーズをはるかに上回るものだという。全粒小麦、ハニーオーツ、ナイングレイン、ホームスタイルの4種のパンを製造できる。
BreadBotにはスケジュール機能がついており、スタッフは開店の数時間前にパン製造をスケジュールすることができる。早番のスタッフが店舗に到着した時点で、すでに焼きたてのパンを販売できる状態にすることが可能だ。
パン製造の分散化で、スーパーをパン工場に
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アイキャッチ画像の出典:Wilkinson Baking Company