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農水省がマイコプロテイン、料理ロボット、代替肉、廃棄野菜活用などのフードテック企業へ補助金を交付|中小企業イノベーション創出推進事業第2回採択結果

 

農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業の第2回公募の採択結果が発表された

本事業は、スタートアップ企業が持つ先端技術の社会実装の促進を目的に、大規模技術実証に向けた補助金を交付するもの。

対象テーマは、代替肉アップサイクルマイコプロテイン料理ロボット完全栄養食スマート農業ゲノム編集など9テーマにわたり、13件のプロジェクトが採択された。

今回の記事では採択された9社を紹介する(以下、調達金額順に掲載)。

第1回公募の結果はこちらから▼

TechMagic(約24.12億円)

出典:TechMagic

食産業の課題解決に向けて調理ロボットを開発するTechMagic(テックマジック)は、これまでに食器を自動仕分けするW-Robo、高い重量精度で惣菜を盛り付けるM-Robo、東京駅丸ビルなどに導入されているレストランロボットP-Robo、炒め調理を自動化したI-Robo2を開発している。7月にはカゴメ、キユーピー、ニチレイフーズ、永谷園、日清製粉グループ本社ら5社と「未来型食品工場コンソーシアム」を結成した

ベースフード(約18.7億円)

出典:ベースフード

2016年創業のベースフードは、忙しい毎日でも、美味しくて体に良いものを食べられるよう、1食で必要な栄養素がすべてとれる「BASE FOOD」を開発した。こしあんやカレーパンなど多彩なラインナップを揃えた「ベースブレッド」から、「ベースパスタ」、「ベースクッキー」、「パンケーキミックス」などを展開し、オンライン・コンビニで販売している「穀物の新規需要を創出する製造技術の実証」のテーマで採択された。

トクイテン(約11.7億円)

出典:トクイテン

トクイテンはトマトを自動収穫するロボット「ティターン」を開発。愛知県で経営する直営農場の中でロボット開発することで改善点の迅速な試験を行っている。「ティターン」はAIでトマトを画像認識し、アームをひねって収穫するほか、パーツを変えると、ハサミ型ハンドで余分な葉を切る作業も行う。また、液体肥料の散布など重労働作業を行うロボットも開発している

Agro Ludens(約10.66億円)

出典:オタフクホールディングス

Agro Ludensは米から抽出したタンパク質に麹菌を加え、固体培養してできるマイコプロテインの事業化に向けて、今年6月にお多福醸造ら4社と提携した。今回の補助金は、米と麹菌を使用した機能性マイコプロテインの商業化にあてられる。

グランドグリーン(約9.3億円)

出典:グランドグリーン

名古屋大学発ベンチャーのグランドグリーンは、独自のゲノム編集技術による新種苗開発を手掛ける。遺伝子の狙った場所をピンポイントで切断するゲノム編集を活用し、作物が本来持つ優れた特徴はほぼそのままに、特定の性質のみを改良している。これまでにトマトやイネなど、10種類以上の作物で実用品種へのゲノム編集技術の適用に成功している。今月1日には、産学協同研究講座「未来作物ラボ」を開講した

ASTRA FOOD PLAN(約9.04億円)

出典:ASTRA FOOD PLAN

ASTRA FOOD PLANは、食材の風味の劣化と酸化を抑え、栄養価を残しながら殺菌・乾燥する過熱蒸煎機を活用し、レモンの皮、キャベツの芯、人参の皮などの食品残渣を食べられる粉末にアップサイクルしている。また、キノコ栽培に使用する菌床の殺菌にも同機を使用することで、菌床再利用による廃棄物削減もできるとしている。本事業ではりんごの搾りかすを活用した新しい飼料開発に取り組む。

ディーツフードプランニング(約6.75億円)

出典:ディーツフードプランニング

ディーツフードプランニングはこんにゃくと、豆腐などの製造工程で生じるおからを使用し、食物繊維が豊富な「Deats」を開発。「Deats」は、肉や魚の“代替”ではなく、新しい第3の選択肢として開発された次世代食品となる。B2B向けとして、代替カツ、代替魚、代替明太子などを展開している。2023年にオイシックス・ラ・大地が開催した試食会では、うなぎ蒲焼きタイプも開発中だと発表された

「Deats」はANA国際線ビジネスクラスの機内食に導入されるほか、今年3月には期間限定でカッパ寿司にも導入された。

ファーメンステーション(約5.03億円)

出典:ファーメンステーション

ファーメンステーションは独自の発酵技術により、未利用資源を発酵・蒸留してエタノールを製造し、残った発酵粕を動物飼料、化粧品原料、肥料などに活用することで、循環型社会の実現を目指している。今年7月には、食品・飲料市場に初参入。宝酒造の新商品「発酵蒸留サワー」に、ファーメンステーションがかんきつ類の果皮を原料に、独自の発酵技術でアップサイクルしたアルコールが採用された。9月10日より全国販売が開始された

グリーンエース(約4.29億円)

出典:グリーンエース

東京農工大学のビジネスコンテストから生まれたグリーンエースは、収穫されたのに出荷されない野菜に価値をつけるために、廃棄農産物を粉末にしたVegemin (ベジミン)を開発した。野菜の栄養成分が凝縮されたVegeminは、飲み物や食品に手軽に加えることができる粉末製品から、ビスケットバー、ドレッシング、クッキー、食パンの形態でも販売されている

 

参考記事

農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業の第2回公募の採択結果について

 

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アイキャッチ画像の出典:ディーツフードプランニング

 

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