アグテック(AgTech)

省スペースで野菜30個を栽培できるGardyn|スマートでコンパクトな屋内農場

2022年1月セミナーはこちらから▼

 

コロナウイルス感染拡大により食のサプライチェーンが影響を受け、感染防止のために自宅で料理する人が増えるなか、家庭での水耕栽培は1つのトレンドになりつつある。

自宅で野菜を作れるなら、外出する必要も、感染を心配する必要だってない。

しかし、家庭菜園のネックとなるのが、

・栽培経験がない

・栽培するスペースがない

この2つだろう。

これをあっさり解決する商品が登場した。

 

Gardynのコンパクトでスマートな屋内農場

出典:Gardyn

Gardynの屋内農場は事前知識がなくても30の植物を栽培できる画期的な水耕栽培キットだ。しかも、必要とするスペースはわずか0.05坪。

外観は縦長で、まるで観葉植物のように見える。

Gardynシステムは縦長のタワーと、KelbyというAIアプリの2つで構成される。

出典:Gardyn

ユーザーは種が入った容器を差し込むだけ。システムが自動的に水を循環させて、植物に栄養を与える。Kelbyが植物の成長をモニタリングして、給水や収穫のタイミングをユーザーに知らせる。

Gardynのシステムは、DWC(ディープウォーターカルチャー)とエアロポニックスのいいとこどりをした手法を使う(Gardynはこれを”Hybriponic”と呼んでいる)。

DWCは根が培養液に十分に浸されるため広いスペースを必要とする。エアロポニックスは外でやるにはよいが、室内の場合は光源が必要となる。

そこでGardynは両者のエッセンスを抽出して、わずか2平方フィート(約0.185㎡)で30個の植物をつくれるシステムを開発した。

ほかにハードウェアを用意する必要はない。作れる植物は、リーフ野菜のほか、果物、トマト、花など。今後はイチゴも追加予定だ。

出典:Gardyn

複数のセンサーによって水、温度、湿度などリアルタイムの情報がKelby(アプリ)に伝わる。高解像度カメラが搭載されており、成長具合をライブで確認することもできる。

出典:Gardyn

気になるGardynの価格はベーシックモデルで799ドル(約8万4千円)。栽培に必要なものはすべてついている。最も高いプランは1485ドル(約15万円)で2年間のメンバーシップ付き。毎月新しい植物が配達され、配達される植物を好みでアレンジすることもできる。

創業者のRouxelがGardynを届けたいのは一般市民であって、富裕層をターゲットにしているのではない。現在は誰にも手の届く価格帯ではないが、投資によってコストカットを実現する技術改良が可能になれば、より手の届く価格になるだろう。

Rouxelが目指すのは「食へのアクセスに変革を起こすこと」。Gardynは、食を消費者により身近なものにする有効なソリューションとなる。

 

家庭用屋内農場に進出する競合他社

家庭向けの屋内農場には他社も進出している。

レストランなどに屋内農場を提供しているFarmshelfは今年、初となる家庭用の水耕栽培棚をリリースした。Rise Gardensはインテリアや収納棚にもなる屋内農場を提供している。

出典:Rise Gardens

国内では場所を取らない横型の水耕栽培キットfoopが入荷待ち状態になっている。

Gardynの購入は公式サイトから。購入は残念ながらアメリカ国内のみとなっている。

参考記事

Gardyn Aims to Make At-Home Vertical Farming Small, Simple, and Stylish

Farmshelf Unveils Its First Consumer-facing Vertical Farming Unit

This Indoor Garden System Is the Perfect Solution for Gardeners of All Levels

 

2022年1月セミナーはこちらから▼

 

***無料レポートプレゼントのご案内***

無料メールマガジンに登録いただいた方限定で、 

国内外の培養肉開発に取り組む企業をまとめたレポートを無料でお配りしております。

●全66社

●全15ページ

の無料レポートです。

登録は1分で終わりますので、ぜひこの機会にご利用ください。

メールマガジンにご登録いただいた方には、 週1~2回フードテックの最新ニュースをお届けしております。

↓↓↓↓↓

メールマガジン登録はこちらから

 

>> <<

関連記事

  1. ドバイが次のフードテックハブになる?UAEがドバイにフードテック…
  2. 農業スタートアップRevol Greensが約71億円を資金調達…
  3. Apeel Sciencesが約31億円を資金調達、小規模農家の…
  4. 屋内農業用デバイスのiUNUが約7億円を調達、個々の農作物をリア…
  5. 塩水で作物を栽培するサウジアラビアのRed Sea Farmsと…
  6. 農家に植物の「内なる声」を伝えるInnerPlantが約6.2億…
  7. 農業データ収集ソフトのArableが約20億円を資金調達
  8. フードテックの祭典Smart Kitchen Summit 20…

おすすめ記事

Basil Streetがピザ自販機をアメリカの国際空港に導入、1年半で200の空港へ拡大予定

ピザ自販機を開発するアメリカのBasil Streetは、食品・ドリンクの自動販…

ドバイが次のフードテックハブになる?UAEがドバイにフードテックバレーを設置

フードテックに国をあげて力を入れている代表例はシンガポールだが、今後はこのリスト…

培養肉企業MeaTechが約100グラムの3Dプリントされた培養ステーキ肉の生産に成功

イスラエルの培養肉企業MeaTechは今月、バイオ3Dプリンターを用いて104グ…

KFCがシンガポールで植物肉バーガーの販売を期間限定でスタート

シンガポールのケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が植物肉バーガーを期間限定…

食料品配達のパーソナライズ化を実現するHungryrootが約44億円を調達|AIで買い物を予測

AIを活用してパーソナライズ化された食料品デリバリーを提供するHungryroo…

中国Dicosが米イート・ジャストの代替卵をメニューに追加、500店舗以上で販売を開始

↓音声はこちらから↓(登録不要・ワンクリックで聴けます)…

Foovoセミナーのお知らせ

▼聞き流しフードテックニュース▼

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業66社をまとめたレポート(全15ページ)を無料でお配りしております。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(01/16 16:27時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(01/16 10:13時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,881円(01/15 21:23時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP