ブラジルのフードテック企業Cellva Ingredientsは代替甘味料の開発に取り組んでいることを発表した。
同社はこれまでに豚の培養脂肪、マイクロキャリア、独自のマイクロカプセル化技術などを開発してきたが今月、コーヒー副産物をアップサイクルして代替甘味料を開発していることを発表した。
Cellva、コーヒーハスクから代替甘味料を開発
Cellvaがコーヒー副産物のアップサイクルに注目するのは、同社がブラジル企業であることと密接に関係する。
ブラジルは世界一のコーヒー生産国であり、その生産量は世界の39%を占める。
コーヒーの加工ではコーヒー総重量の30%-50%の廃棄物が生じるとされる。コーヒー生産により毎年2,300万トンのコーヒー副産物が生じているのだ。
コーヒー副産物には、コーヒーハスク(コーヒーの実から豆を取り出した後に残る殻や外皮)、コーヒーパルプ、シルバースキン(豆から種子、果肉を除いた後に残る薄い種皮)、コーヒー粕があり、Cellvaが着目したのがコーヒーの殻であるコーヒーハスクだ
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