Foovo Deep

メタン生成を阻害する飼料を精密発酵で開発するNumber 8 Bioが約1.7億円を調達

 

牛など反芻動物の胃は、食べた植物、特にセルロースを分解する過程でメタンを生成する。生成されたメタンはゲップを通じて体外へ排出される。

メタンは二酸化炭素の28倍の温室効果があるといわれているため、牛によるメタン生成を阻害する動物飼料の開発が進んでいる。

オーストラリアのスタートアップNumber 8 Bioは従来よりも効率的な方法により、メタン生成を阻害するブロモホルムを開発している。同社は今月、Main SequencePossible VenturesUNSW FoundersBioplatforms Australiaからプレシードラウンドで180万オーストラリアドル(約1億7000万円)を調達した

精密発酵でブロモホルムを開発するNumber 8 Bio

イメージ画像

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像はイメージ写真

 

関連記事

  1. Apeel Sciences、鮮度を保てるプラスチックフリーなキ…
  2. GEAが代替タンパク質の技術センターをドイツに開設
  3. 独Cultimate Foods、培養脂肪を使用したハイブリッド…
  4. 小麦胚芽由来の低コスト成長因子を開発する名大発スタートアップNU…
  5. 米IngredientWerksがトウモロコシでウシのミオグロビ…
  6. ソーラーフーズ、シンガポールでソレインの販売認可を取得
  7. チェコのBene Meat Technologies、培養ペット…
  8. Pairwiseがゲノム編集野菜を上市するためConscious…

精密発酵レポート好評販売中

おすすめ記事

プラスチック使用削減のために食用スプーンを開発したIncrEDIBLE Eats

食事で使用されるプラスチック製品を減らすために、食べられるスプーンが登場した。…

Vowがシンガポールで培養ウズラ肉の販売認可を取得、今月レストランで限定提供

細胞性食品とも呼ばれる培養肉は、動物を犠牲にすることなく動物肉を生産でき、環境負…

精密発酵乳タンパク質を使用したアイスクリーム実食レビュー@シンガポール

シンガポールでは2022年8月より、Coolhausブランドというアニマルフリー…

イスラエルの培養肉企業Steakholder Foodsが日本で登録商標を取得

イスラエルの培養肉企業Steakholder Foods(旧称MeaTech)は…

Moolec Science、豚タンパク質を作る大豆「Piggy Sooy」で米国農務省の承認を取得

ルクセンブルクに拠点を置く植物分子農業企業Moolec Scienceは今月、米…

オーストラリアのAll G Foods、植物肉ブランドを切り離し、精密発酵乳タンパク質の開発に注力

精密発酵でラクトフェリン、カゼインを開発するオーストラリアのAll G Food…

Foovoの記事作成方針に関しまして

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

精密発酵レポート好評販売中

Foovo Deepのご案内

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,671円(04/27 12:15時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(04/27 21:33時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(04/28 01:04時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(04/27 18:06時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(04/27 10:48時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(04/27 21:04時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP