Foovo Deep

スロベニア企業Juicy Marblesは世界初の植物性フィレミニヨンステーキを開発

 

スロベニアのスタートアップ企業Juicy Marbles100%植物原料でできたフィレミニヨンステーキを開発したことを発表した。

フィレミニヨンはヒレの尾の方の先端に近い部分に相当し、柔らかくて高級な肉とされる。

Juicy Marblesは特許出願中の「Meat-o-matic Reverse Grinder」という独自技術により、植物原料だけを使って、霜降りフィレミニヨンの食感、外観、味を再現することに成功した。

世界初!植物ベースのフィレミニヨンステーキ

出典:Juicy Marbles

現在、市場にある植物性代替肉の多くはひき肉、ソーセージ、薄切り肉が主流で、Juicy Marblesのようにステーキを模倣した商品は多くない

Juicy Marblesによる本物そっくりなフィレミニヨンは、大豆、小麦、ひまわり油を主原料とする。

製造方法の詳細は公開されていないが、植物原料でできた繊維を下から上へ並べて積層させることで筋肉と脂肪からなる「霜降り」を再現しているという。

現在、公式サイトで期間限定で販売されている。販売価格は600gあたり147.5ドル(約16000円)で、大人4人分の量となる。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

  1. 培養魚の米Wildtype、培養魚の試食ができるパイロット工場の…
  2. 分子農業企業Moolec Scienceが豚タンパク質を作る大豆…
  3. 菌糸体からステーキ肉を開発するMeati Foodsが約55億円…
  4. 代替肉ビヨンドミートが初の海外工場となる中国生産施設をオープン
  5. ソーラーフーズがフィンランド薬局年金基金から約13億円を調達
  6. ロティ、ピザなどのフラットブレッドを90秒で作る家庭用フードロボ…
  7. Change FoodsがUAEへの精密発酵タンパク質の工場計画…
  8. 菌糸体由来肉の米Meati Foodsが約199億円を調達、今年…

おすすめ記事

2020年の代替タンパク質投資額は31億ドルとGFIが報告、過去10年の投資額の半分が2020年に集中

GFIは、2020年は植物ベースの肉、卵、乳製品など動物性食品に代わる代替品を開…

微生物発酵でサステイナブルな着色料を開発するデンマーク企業Chromologics

植物ベースまたは細胞農業によって肉、魚、乳製品に取り組むフードテック企業は増えて…

じゃがいもを原料に代替チーズソースを開発したLoca Foodとは

現在、プラントベースの代替チーズの原料は、カシュー、アーモンド、ココナッツ、大豆…

単細胞タンパク質を開発する独MicroHarvest、ポルトガルにパイロット工場を開設、来年製品の発売へ

ドイツの単細胞タンパク質企業MicroHarvestは今月、ポルトガル、リスボン…

培養油脂のMission Barnsが食肉加工企業と提携、培養ソーセージのスケールアップ生産を完了

植物性原料を使った代替肉が普及するなか、代替肉をより本物に近づける試みとして、細…

米AQUA Cultured Foodsが代替シーフードでGRAS自己認証を取得

 追記(2024年8月8日、15日)Aquaはこれまで菌類由来の代替シーフードを…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

リアルセミナー@東京のお知らせ【2025/6/18】

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(06/18 15:20時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(06/19 01:15時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(06/18 05:15時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(06/18 21:22時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(06/18 13:25時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(06/19 00:28時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP