Foovo Deep

培養ロブスターを開発する米Cultured Decadenceが約1億7000万円を調達、州政府による細胞農業企業への初出資

 

細胞農業スタートアップのCultured Decadenceがプレシードで160万ドル(約1億7000万円)を調達した。

ベンチャーキャピタルからの出資のほか、同社は技術商業化センター(CTC)が管理するウィスコンシン州経済開発公社から非希薄化(Non-dilutive)*による資金提供を受けた。

*非希薄化な資金調達とは、資金調達後に既存株主の株比率が減らないものをいう。

 

プレスリリースによると、これは州政府が細胞農業企業に出資した初の事例となる。

Cultured Decadenceはウィスコンシンを拠点とする培養シーフード企業

ロブスターなど甲殻類の細胞を培養して、甲殻類を使うことなく本物よりクリーンで環境負荷のないシーフード肉を開発している。

同社は環境への負荷が劇的に少なく、栄養価が高く、市場の商品より安く、持続可能なシーフード商品を作るためにJohn Pattison氏とIan Johnson氏によって設立された。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

  1. Steakholder Foodsが世界初のバイオ3Dプリンター…
  2. ネスレ、アニマルフリーな乳製品開発で精密発酵スタートアップと提携…
  3. 廃棄カリフラワー由来の植物アイスクリーム|EatKindaがニュ…
  4. Moolec Science、ウシミオグロビンを生成するエンドウ…
  5. All G、精密発酵ウシラクトフェリンでGRAS自己認証を取得|…
  6. スイスの食品大手ジボダン、ビューラー、ミグロが共同で培養肉の実証…
  7. 培養肉用の安価な足場を開発するGelatexが約1.3億のシード…
  8. チーズ大手のベル、精密発酵企業Standing Ovationと…

おすすめ記事

大手食品メーカーの精密発酵食品への参入・販売状況【Foovo独自】

ダノンは今月、ミシュランら3社と協力して、フランスに精密発酵のスケールアップを加…

オランダのFarmless、約7.5億円を調達し農地不要のタンパク質生産へ|新資金でパイロット工場の建設へ前進

微生物、二酸化炭素、水素、再生エネルギーを活用して農地に依存しない代替タンパク質…

米Meati Foods、菌糸体由来の朝食向け代替肉をスーパーマーケットで発売

菌糸体由来の代替肉を展開する米Meati Foodsは、同社初となる朝食用製品「…

イスラエルの精密発酵企業Imagindairyが米国でGRAS自己認証を取得、乳製品では3社目

イスラエルの精密発酵企業Imagindairyがアメリカ食品医薬品局(FDA)の…

菌糸体で代替ステーキ肉を開発する英Adamo Foodsが約2.7億円を調達

菌糸体から代替肉を作るイギリスのスタートアップ企業Adamo Foodsは先月、…

ポーランド企業NapiFeryn Biotech、菜種油粕由来のタンパク質で米国GRAS認証を取得

ポーランドのフードテック企業NapiFeryn Biotechが、菜種由来のタン…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(07/11 15:27時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(07/12 01:27時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(07/12 05:24時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(07/11 21:30時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(07/11 13:30時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(07/12 00:37時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP