細胞農業スタートアップのCultured Decadenceがプレシードで160万ドル(約1億7000万円)を調達した。
ベンチャーキャピタルからの出資のほか、同社は技術商業化センター(CTC)が管理するウィスコンシン州経済開発公社から非希薄化(Non-dilutive)*による資金提供を受けた。
*非希薄化な資金調達とは、資金調達後に既存株主の株比率が減らないものをいう。
プレスリリースによると、これは州政府が細胞農業企業に出資した初の事例となる。
Cultured Decadenceはウィスコンシンを拠点とする培養シーフード企業。
ロブスターなど甲殻類の細胞を培養して、甲殻類を使うことなく本物よりクリーンで環境負荷のないシーフード肉を開発している。
同社は環境への負荷が劇的に少なく、栄養価が高く、市場の商品より安く、持続可能なシーフード商品を作るためにJohn Pattison氏とIan Johnson氏によって設立された。