Foovo Deep

生鮮食品と花の鮮度を保持するコンテナを開発したRipeLockerが約5.3億円を調達、今年夏に商用化へ

 

生鮮食品の鮮度を保持する特別なコンテナを開発するRipeLockerがシリーズBラウンドで500万ドル(約5億3000万円)を調達した。

RipeLockerは特許技術を用いて、コンテナ内の環境(酸素、気圧、二酸化炭素、湿度)を正確に管理して、腐敗しやすい食品の鮮度を数週間~数ヵ月にわたって保持するソリューションを開発している。

コンテナはパレットサイズで積み上げ可能で、貨物船・トラックの冷蔵車に40個入れられる。再利用可能な材料で作られており、何度も使用できる。

出典:RipeLocker

RipeLockerのコンテナは生鮮食品や花の種類に応じて、パラメータ(酸素、気圧、二酸化炭素)を調整する。これらの状況は遠隔でリアルタイムでモニタリングされる。

同社によると、ベリー、ザクロ、チェリー、パパイヤ、フレッシュホップ、花の試験はすでに完了している。

プレスリリースでは、収穫された有機ブルーベリーを初期の新鮮な状態で8週間保持したと報告している。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

  1. 米New Cultureが精密発酵カゼインによるモッツァレラ試食…
  2. 仏Bon Vivantが精密発酵ホエイでGRAS自己認証を取得|…
  3. チーズ大手のBelグループ、米Superbrewed Foodと…
  4. 精密発酵でカカオを使わずにチョコレートを開発する独QOAとは
  5. 食肉大手JBSが培養肉に参入、培養肉企業BioTech Food…
  6. ポーランド企業NapiFeryn Biotech、菜種油粕由来の…
  7. 農水省がマイコプロテイン、料理ロボット、代替肉、廃棄野菜活用など…
  8. VEOSグループ傘下のベルギー企業Naplasol、マイコプロテ…

おすすめ記事

オーストラリアのAll G Foods、植物肉ブランドを切り離し、精密発酵乳タンパク質の開発に注力

精密発酵でラクトフェリン、カゼインを開発するオーストラリアのAll G Food…

コカ・コーラ、ペットボトルなど容器を回収するリバース自販機を発表

写真はOlynsがデザイン、開発したOlyns Cubeコカ・コーラは今月、…

話題のビーンレスコーヒーATOMO COFFEEを渋谷で飲んでみた|ATOMOの次の戦略

昨年8月、豆を使わないエスプレッソ粉「ATOMO COFFEE」が日本に初上陸し…

Meatable、初の試食会開催に続き、培養肉の生産期間短縮を発表

オランダの培養肉企業Meatableは、低コストでスケール可能な独自の分化プロセ…

ショウジョウバエで成長因子を開発し、培養肉のコスト削減に挑むFuture Fields

安価な成長因子を開発するカナダのFuture Fieldsは、これまで技術の詳細…

植物の葉から食用タンパク質を開発するLeaft Foodsが約19億円を調達

代替タンパク質の原料は細胞培養、微生物発酵から、えんどう豆、大豆、オーツ麦など植…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

最新記事

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(09/16 15:53時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(09/16 02:15時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(09/16 05:56時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(09/15 21:54時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,980円(09/16 13:52時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(09/16 01:11時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP