オランダの培養肉企業Meatableは、手頃な培地の共同開発でオランダの総合化学メーカーDSMとの提携を発表した。
培地は細胞が成長するための「食事」、つまり栄養源となり、培養肉の生産において不可欠なものとされる。しかし、培地は生産コストの50-90%を占めるとされ、培養肉の生産コストを押し上げる要因となっている。
2013年にモサミートが発表した培養肉ハンバーガーが3000万円を超えるコストだったのも、培地が高価だったため。
技術面・コスト面でブレイクスルーが達成されると、「培養肉は増加する世界人口に対し多様性のある、持続可能で健康な食事をサポートするという1つのソリューションになる可能性があり、1兆ドルの市場になる可能性がある」。