代替プロテイン

Oatlyがオーツ麦由来のソフトクリームをイギリスで発売

 

オーツミルクで有名なスウェーデン企業Oatlyは今月、イギリスでソフトクリームの発売を発表した。

Oatly Vanilla Soft Serve」はオーツ麦をベースとした液体製品で、ソフトクリームマシンに注いで使用する。Oatly Vanilla Soft Serveソフトクリームは今年4月、ロンドンコーヒーフェスティバルで初めて発表された。Oatlyによると、オーツ麦由来のソフトクリームは、「冷たくクリーミーな食感」で、大豆や動物成分は含まれていない。

現在、The Breakfast ClubFortnum & Masonなどで販売されているほか、ルイス・ハミルトン氏やレオナルド・ディカプリオ氏が支援するプラントベースバーガーショップNeat Burgerや抹茶バーのJENKIでも使用されるという。

Oatlyは今年5月、「他の地域での取り組み、マーケティング、製品イノベーションを優先する」ため、イギリスにおけるアイスクリーム容器から撤退することを発表した際、今年後半にソフトクリームを発売することを発表していた。

Vegconomistの報道によると、Oatlyは今年夏、新製品をイギリス全国へ展開する計画を立てているようだ。

オーツ麦由来のクリームチーズを全米で発売

出典:Oatly

Oatlyは今月、オーツ麦をベースとしたクリームチーズをアメリカで発売した。乳製品を一切使用せずに、「従来のクリームチーズの風味と際立つ美味しさを備えている」とOatlyはプレスリリースで述べている。

アメリカの研究開発チームが1年以上かけて開発したもので、本物のクリームチーズを可能な限り模倣した植物性クリームチーズとなる。

Oatlyクリームチーズは今月から今年後半にかけて、全米の小売店で販売される。

「Oatlyは常に、美味しいプラントベース食品を提供する最前線に立っており、今回の新製品も例外ではありません。アメリカで新しいクリームチーズを発売できたことを非常に嬉しく思います。アメリカは、より多くのプラントベース食品を食べる機会を消費者に提供するという当社の目標を拡大するだけでなく、オーツ麦製品の多様性とチャンスを証明しつづけています」

(Oatly北米代表のMike Messersmith氏)

 

参考記事

Oatly Launches Oatly Vanilla Soft Serve Ice Cream Into UK Food Service

Oatly Launches New Plant-Based Cream Cheese in the US

 

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Oatly

 

関連記事

  1. オーストラリアのVowが約67億円を調達、来年始めにシンガポール…
  2. 中国の培養肉Joes Future Foodが約12億円を調達、…
  3. 海藻由来の代替タンパク質を開発する米Trophic|大豆に代わる…
  4. シンガポールのSophie’s Bionutrien…
  5. BioBetterはタバコ植物を活用して培養肉用の成長因子を開発…
  6. 韓国のEverything But、ペットフードを使った培養肉の…
  7. インドの代替卵企業Evo Foodsが約8900万円を調達
  8. 3D Bio-Tissuesが植物性足場を使用しない培養ステーキ…

おすすめ記事

スイスの小売大手ミグロスがビーガンゆで卵を発売

スイスの小売大手ミグロスが植物性のゆで卵の発売を発表した。ミグロスの子会社ELS…

韓国の培養肉企業SeaWithは2022年末までにレストランでのテスト販売を目指す

韓国のスタートアップ企業SeaWithは、2022年末までに培養肉のテスト販売を…

バイオ3Dプリンティング技術で培養肉を開発するTissenBioFarmが約2.2億円を調達

韓国の培養肉スタートアップTissenBioFarmは先月、シリーズAラウンドで…

米ビヨンドミート、植物ステーキ肉の年内発売を計画

植物肉を展開する米ビヨンドミートが今年後半に植物由来ステーキ肉の発売を予定してい…

アレフ・ファームズ、イギリスで培養肉の申請書類を提出

イスラエルの培養肉企業アレフ・ファームズは今月、イギリスで培養ステーキ肉を販売す…

Next Prime Food発足: 大企業とスタートアップの“共創の壁”を越えるエコシステム構築へ

フードテック分野で大企業とスタートアップの事業共創を加速する一般社団法人「Nex…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(04/17 15:00時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(04/18 00:47時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(04/18 04:45時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(04/17 21:00時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(04/17 13:05時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(04/18 00:02時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP