ドイツの培養脂肪企業Cultimate Foodsは先月、アクセラレーターProVeg Incubatorが主催した試食イベントで、培養脂肪「CultiFat」を使用したハイブリッドバーガーを発表した。
「CultiFat」は植物肉に使用されるココナッツオイル、メチルセルロースに代わる脂肪成分であり、動物細胞から培養されたものとなる。
Cultimate Foods共同創業者兼CEO(最高経営責任者)のGeorge Zheleznyi氏は、「私たちの培養成分を使用したハイブリッドバーガーを発表できて嬉しく思います。これは、ラボから食卓へと製品を移行させた私たちにとって大きなマイルストーンです。培養脂肪を活用することで、肉好きな方が望むジューシーな味と食感を再現することができました」と述べている。
Protendirectoryの報道によると、Cultimate Foodsは独自の細胞農業技術により、 脂肪酸組成を正確にコントロールして肉らしい味を再現している。
「CultiFat」を試食したProVeg IncubatorのJulia Martin氏は、「何年も食べていなかった正真正銘のビーフバーガーの味がしました」と述べている。
Martin氏はさらに、調理されたパティには幼少期の記憶を呼び起こす豊富な風味があり、より本物に近い味わいの植物肉を作るというCultimate Foodsの使命を支持していると述べた。
食品大手との協業も視野に
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アイキャッチ画像の出典:Cultimate Foods