Foovo Deep

コーヒー副産物のアップサイクルに取り組むKaffe Bueno、約1億3千万円を調達

 

このニュースのポイント

 

●コーヒーの副産物を有効活用するKaffe Buenoが約1億3千万円を調達

●2021年~2022年に新素材リリースへ

●コーヒー粕から化粧品、機能性食品、機能性飲料を開発

●Kaffe Buenoはコロンビアの起業家3名が立ち上げたデンマークのスタートアップ

 

コーヒーの副産物を有効利用するKaffe Buenoがシードラウンドで130万ドル(約1億3千万円)を資金調達した。

Kaffe Buenoはコーヒーかすのアップサイクルに取り組むデンマークのスタートアップ

アップサイクルとは、単なるリサイクルではなく、古くなったもの・廃棄されるものに新たな付加価値を持たせ、価値の高い、別のモノに生まれ変わらせること。

 

同社はコーヒーかすなどのコーヒー副産物から化粧品、機能性食品、機能性飲料を開発している。

同社の理念は、コーヒーに対する人々の認識を変えること。コーヒーを単なるカフェイン飲料から、サステイナブルで健康に良い「万能品」に変革させたいと考えている

出典:Kaffe Bueno

Kaffe Buenoの主力製品は次の3つ。

Kaffe Bueno Oil コーヒー副産物由来の化粧品原料。アンチエイジング、紫外線対策、保湿といったスキンケアのほか、食品・飲料の香料、保存料として活用できる。
Kafflour 使用済みコーヒーかす由来のグルテンフリー粉末パン、菓子、ピザ、パスタなどに活用できる。
Kaffibre コーヒー副産物由来の化粧品原料スクラブ、マスク、洗顔料、メイク落としとして活用できる。

KAFFLOURで作ったピザ 出典:Kaffe Bueno

今回調達した資金は、既存商品の量産化、新商品の開発、チーム拡充、知的財産権の保護に使われる予定。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

  1. Sophie’s BioNutrientsがクロレラ…
  2. 培養シーフードのShiok Meatsが生産コスト50ドル/kg…
  3. シンガポール発、Fattastic Technologiesの油…
  4. 代替タンパク質を「ニッチ」から「定番」に:業界リーダーが語る普及…
  5. 微生物発酵で赤色着色料を開発するChromologicsが約8億…
  6. 二酸化炭素から代替タンパク質を開発するJooulesが約1.5億…
  7. フィンランド発、Hailiaの挑戦:魚の副産物から人間用のスマー…
  8. ノルウェー研究評議会が5年間の細胞農業プロジェクトに出資、培養肉…

おすすめ記事

Kinish、コメ由来の植物性アイスクリーム「The Rice Creamery」を都内スーパー・オンラインで販売開始

出典:The Rice Creamery/Kinish日本発のフードテック企業Kinishが、米…

イスラエルの培養肉・代替肉企業6社まとめ

 2021年になってから、イスラエル発の培養肉企業・植物肉企業のニュースが続ている。…

NoMy Japan、日本甜菜製糖などから約2億円を調達|てん菜副産物由来のマイコプロテイン技術の商用化を目指す

副産物を活用してマイコプロテインを生産するNoMy Japanは、大手製糖会社の…

料理の失敗から解放!レシピアプリと調理器をシームレスに連動するスマート調理家電Hestan Cue

ステーキ肉を買ってきたけれど、焼き加減や時間がわからず失敗してしまったことはない…

中国の培養肉業界の今をクローズアップ-2021年11月-【政策/企業の開発動向/投資動向/法規制】

今年、中国の培養肉企業2社に対し資金調達が実施された。この記事では、中国…

米January AI:血糖値モニターを使用せずに血糖値を予測する世界初のアプリを発表

毎回の食事で血糖値への影響が気になる人に、事前に食品が血糖値に与える影響を予測分…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

精密発酵ミニレポート発売のお知らせ

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

最新記事

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(10/24 16:09時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(10/25 02:41時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(10/25 06:17時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(10/24 22:09時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,980円(10/24 14:10時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(10/25 01:27時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP