Foovo Deep

機能性成分としての培養タンパク質粉末を開発する韓国のSimple Planet、年内に北米支店を設立

 

韓国の培養肉企業Simple Planetは今年後半に北米に支店を設立し、商品化および世界市場進出に向けて準備していることを発表した

機能性成分としての培養タンパク質粉末

出典:Simple Planet

人口増加による高まる食肉需要・畜産による環境負荷への対策として、動物の細胞を体外で育てて肉にする培養肉など、代替タンパク質が注目されている。

培養肉企業の多くは、ミンチ肉からステーキ肉など従来肉に代わる製品の開発に注力しているが、Simple Planetは形状のある肉を開発する代わりに、細胞培養によるタンパク質・不飽和脂肪酸を粉末やペースト状で製造している。

動物組織から細胞を単離して、大量に培養するプロセスは他社と同じだが、広い用途で使用できる機能性食品成分に着目している点は業界でも珍しい。Simple Planetによると、同社製品は従来の食品の吸収を高め、風味、栄養を改善でき、高齢者から幼児を対象とした特殊な機能性成分としても使用できるという。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Simple Planet

 

関連記事

  1. シンガポール・イスラーム評議会、特定条件下で培養肉をハラールと認…
  2. 植物肉企業Plantedが約100億円を調達、植物由来の鶏胸肉を…
  3. パーフェクトデイの子会社The Urgent Companyがア…
  4. オレオゲルで代替脂肪を開発するPerfat Technologi…
  5. オーストラリアのAll G、中国本土で精密発酵ウシラクトフェリン…
  6. 二酸化炭素、電気から乳タンパク質の生成へ|ソーラーフーズの新たな…
  7. 培養ウナギ肉の開発に取り組む北里大学・池田大介准教授にインタビュ…
  8. 世界初!米Biomilqが細胞培養でヒトの母乳を体外で作製するこ…

おすすめ記事

分子農業パイオニアの英Moolec Science、SPAC経由の上場を計画

植物を活用して動物由来と同等のタンパク質を開発するイギリスの分子農業スタートアッ…

タピオカティーロボットで未開拓市場を狙うBobacinoが約2.9億円を調達

完全に自動化されたタピオカティーロボットを開発する米スタートアップBobacin…

オレオゲルで代替脂肪を開発するGavan Technologiesが約12億円を調達|オレオゲルを開発する企業まとめ

イスラエルのスタートアップ企業Gavan Technologiesは、植物タンパ…

ブラジルのマイコプロテイン企業Typcal、ブラジル州政府から助成金を獲得

ブラジルのマイコプロテイン企業Typcalはブラジル・パラナ州政府のプログラムP…

イスラエルのBeliever Meats、米国で細胞性鶏肉の販売認可を取得|レストランから家庭へ広がる細胞性食品

イスラエルの細胞性食品スタートアップBeliever Meatsは今月、アメリカ…

ビーガンハチミツのMeliBio創業者に聞く|精密発酵によるハチミツの開発とターゲット市場

「地球上からミツバチが消えたら、人間は4年しか生きられない」というアインシュタイ…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

精密発酵ミニレポート発売のお知らせ

最新記事

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(12/01 16:20時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(12/01 03:00時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(12/01 06:34時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(12/01 22:21時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(12/01 14:20時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(12/01 01:38時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP