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機能性成分としての培養タンパク質粉末を開発する韓国のSimple Planet、年内に北米支店を設立

 

韓国の培養肉企業Simple Planetは今年後半に北米に支店を設立し、商品化および世界市場進出に向けて準備していることを発表した

機能性成分としての培養タンパク質粉末

出典:Simple Planet

人口増加による高まる食肉需要・畜産による環境負荷への対策として、動物の細胞を体外で育てて肉にする培養肉など、代替タンパク質が注目されている。

培養肉企業の多くは、ミンチ肉からステーキ肉など従来肉に代わる製品の開発に注力しているが、Simple Planetは形状のある肉を開発する代わりに、細胞培養によるタンパク質・不飽和脂肪酸を粉末やペースト状で製造している。

動物組織から細胞を単離して、大量に培養するプロセスは他社と同じだが、広い用途で使用できる機能性食品成分に着目している点は業界でも珍しい。Simple Planetによると、同社製品は従来の食品の吸収を高め、風味、栄養を改善でき、高齢者から幼児を対象とした特殊な機能性成分としても使用できるという。

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アイキャッチ画像の出典:Simple Planet

 

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