Foovo Deep

英Fermtech、ビール粕×麹菌でゼロカーボンな代替タンパク質を開発

2025年3月25日:本記事で参照した公式リンクの内容はその後大きく変更されておりますが、記事内ではリンクをそのままにしております。

イギリスのスタートアップ企業Fermtechは、ビールの醸造で発生する廃棄物のビール粕を活用した代替タンパク質を開発している。

同社はすでにラボスケールでの生産を実証しており、生産システムに関する特許出願を完了している

今年9月には、生産能力の拡大、発酵プロセスの微調整のためにクラウドファンディングを実施し、32万5,000ポンド(約6,400万円)の目標額を上回る36万6,500ポンド(約7,200万円)を調達した

ビール粕×麹菌で生まれる高タンパク質な原料

出典:Fermtech

Fermtechは麹菌Aspergillus oryzaeとビール粕を使用して、固体発酵により持続可能な代替タンパク質「Nutriferm」を開発している

同社は、通常は廃棄されたり、家畜の飼料とされたりするビール粕に新たな用途を見出した。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Fermtech

 

関連記事

  1. 食べられるコーヒーカップを開発したCupffeeが約2.6億円を…
  2. Mogale Meatがアフリカで初の培養鶏胸肉を発表
  3. バイオテック企業が培養ペットフードを開発するGood Dog F…
  4. Pureture、代替カゼイン使用のプロテインドリンクを米国で年…
  5. フードテック現地レポート会・セミナー動画|2025年1月開催(オ…
  6. 酵母由来の代替パーム油を開発するオランダのNoPalm Ingr…
  7. ドイツのThe Cultivated B、EFSAに向けた培養ソ…
  8. ドイツのMeatosys、農家の培養肉生産を可能にするモジュール…

おすすめ記事

3Dプリンターを活用した培養肉の自動生産を目指して大阪大学・島津製作所が協業

大阪大学、島津製作所、シグマクシスは「3Dバイオプリント技術の社会実装」に向けた…

Forsea Foodsが初の培養うなぎ試食会をイスラエルで開催、2026年までに日本での上市を目指す

細胞培養によるうなぎを開発するイスラエル企業Forsea Foodsは今月4日、…

クラフト・ハインツがカスタマイズ可能なソースディスペンサーHEINZ REMIXを発表

グローバルな食品メーカー・クラフト・ハインツは、同社初のカスタマイズ可能なソース…

廃水を活用して菌糸体タンパク質を開発するHyfé Foods、スケールアップを前倒しで完了

代替タンパク質などの必需品を持続可能な方法で生産するアメリカの気候テック企業Hy…

ネスレがFuture Meatと協業して培養肉参入に向けて準備

ネスレが培養肉事業に参入する準備を進めている。ネスレが培養肉と植物肉をブ…

培養牛肉を開発する米SCiFi Foodsが資金調達難で事業を停止

培養牛肉を開発する米SCiFi Foodsが今月、資金調達難から事業を停止したこ…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(07/09 15:27時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(07/10 01:26時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(07/10 05:24時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(07/09 21:30時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(07/09 13:30時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(07/10 00:36時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP