代替プロテイン

グリーンマンデーのインスタント食品、香港のセブンイレブン全店で販売を開始

 

アジアで植物肉を展開するグリーンマンデーの躍進が続いている。

グリーンマンデーと香港マクドナルドとの提携が発表された翌日、今度はセブンイレブンでの販売開始が発表された。

10月14日、香港のセブンイレブンは、グリーンマンデーのオムニポークを使った商品「オムニイーツ(OMN!EAT)」の販売を開始した。香港のセブンイレブン全店舗(800店舗)で取り扱う。

オムニポークは、グリーンマンデーのフードテック部門であるオムニフーズが開発した植物由来の代替肉で、えんどう豆、大豆、しいたけ、米を主原料としている。

今月からオムニポークを使ったインスタント食品2つをセブンイレブンで取り扱う。27日までは3.87ドル(約400円)で販売され、3.61ドル(約380円)する一般のインスタント食品の競合品となる。

香港のセブンイレブンで販売される商品 出典:グリーンマンデー

香港で店舗数最多を誇るコンビニ大手・セブンイレブンとのコラボによって、植物肉を使った代替食品にリーチできるユーザー数がさらに増えることになる。

セブンイレブンでの取り扱い開始前日、グリーンマンデーは香港・マカオのマクドナルド全店舗でも植物性メニューの販売を開始したばかり。マクドナルドではオムニポークを使った6つのメニューをリリースしている。

香港全土のマクドナルド・セブンイレブンでの商品展開は、グリーンマンデーにとって画期的な出来事だ

グリーンマンデーは、台湾のファミリーマートにもオムニポークを使ったカップ麺を展開している。1個1.63ドル(約171円)で台湾にあるファミリーマート3600店舗で展開中だ。

台湾の餃子専門店「八方雲集」では、オムニポークを使った餃子が1週間に100万個売れるという爆発的ヒットとなっている。

オムニポークを使った餃子 出典:八方雲集

 

参考記事

7-11: Vegan Ready Meals Are Now Available All 800 Hong Kong Stores

Taiwan’s Bafang Yunji Is Selling 1 Million Omnipork Dumplings A Week Across Almost 1,000 Locations

 

 

アイキャッチ画像は、当ブログ運営者が加工、編集したもの。

 

関連記事

  1. 3Dプリンターを活用した培養肉の自動生産を目指して大阪大学・島津…
  2. ネスレ、アニマルフリーな乳製品開発で精密発酵スタートアップと提携…
  3. 精密発酵タンパク質のB2B生産プラットフォームを開発するFerm…
  4. グリラス、国産食用コオロギを使用したプロテインバー等をコンビニで…
  5. パーフェクトデイが約390億円を調達、今秋にアニマルフリーなクリ…
  6. Farmless、二酸化炭素によるタンパク質生産に向けて約1.8…
  7. インポッシブルフーズの脅威になるか?スピルリナ由来のヘムを開発し…
  8. 韓国の培養肉企業SeaWithは2022年末までにレストランでの…

精密発酵レポート好評販売中

おすすめ記事

香港培養肉スタートアップAvant Meatsが約3億2千万円を資金調達、2021年の市販化を目指す

このニュースのポイント 香港培養肉企業Avan…

細胞由来のウナギ、マグロ、タイを開発するUmami Meatsが約2.7億円を調達

写真はイメージ画像ウナギ、マグロなどの培養シーフードを開発するシンガポー…

Steamboxの蒸気で温められるランチボックスで職場の電子レンジが不要になる?

会社、学校で温かいお弁当を食べようと思ったら、選択肢は3つくらいしかない。デリバ…

スティックブランドの米Slim Jimがメタバース参入に向けて商標を出願

アメリカを拠点とするミートスティックブランドのスリムジム(Slim Jim)は、…

プラントベース×精密発酵を手掛けるAll G Foodsにオーストラリアの大手スーパーチェーンが出資

オーストラリア企業All G Foodsは、植物原料を使った代替肉と精密発酵によ…

Betterland foodsがパーフェクトデイのアニマルフリーなホエイタンパク質を使ったチョコレートバーを発売

持続可能性を重視した食品を開発するスタートアップ企業のbetterland fo…

Foovoの記事作成方針に関しまして

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

精密発酵レポート好評販売中

Foovo Deepのご案内

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,724円(03/29 11:57時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(03/28 21:14時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(03/29 00:41時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(03/28 17:53時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(03/29 10:40時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(03/28 20:46時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP