Foovo Deep

イスラエルのImagindairyは精密発酵でアニマルフリーな乳製品を開発

 

微生物発酵技術によるアニマルフリーな乳製品開発が盛り上がる中、イスラエルのスタートアップImagindairyが新たにこのリストに加わった。

Imagindairyは遺伝子組換えされた酵母を活用して「本物と見分けがつかない真の乳タンパク質」を開発している。

具体的には、ホエイカゼインという乳タンパク質を構成する重要なタンパク質を開発している。

出典:Imagindairy

微生物発酵の中でも「精密発酵」という技術で作られるImagindairyの乳タンパク質は、遺伝子組換え食品を含まず、コレステロール、乳糖を含まない

それでありながら、同じ食感、栄養価、風味を実現している。

Imagindairyによると、同社の微生物発酵による乳タンパク質は、牛由来の乳製品に匹敵するタンパク質含有量、カルシウムを含むミネラル組成を実現している。

食品メーカーはImagindairyの乳タンパク質を製品に組み込むことで、動物由来の乳製品に匹敵するタンパク質含有量、栄養プロファイル、食感をもつアニマルフリーなチーズ、ヨーグルト、ミルクなどの乳製品を生産できるようになる。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

  1. チーズ大手のベル、精密発酵企業Standing Ovationと…
  2. スイス初の培養肉企業Mirai Foodsが初の資金調達、培養肉…
  3. イスラエルの精密発酵企業Imagindairyが米国でGRAS自…
  4. 世界初!シンガポールOsomeFoodが開発したマイコプロテイン…
  5. 植物性3Dプリント肉を開発するRedefine Meatが約15…
  6. 藻類を活用した代替タンパク質製品を開発するAlgama Food…
  7. スイスの食品大手ジボダン、ビューラー、ミグロスが共同で培養肉の実…
  8. 植物性の全卵を開発するYo Eggが米国進出を実現、ビーガン落と…

精密発酵レポート好評販売中

おすすめ記事

イスラエル企業Remilk、アメリカで精密発酵乳タンパク質の認可を取得

テルアビブを拠点とする精密発酵企業Remilkは、アメリカでGRAS自己認証を取…

Motif FoodworksがSolar Biotechとの提携を拡大、精密発酵タンパク質の「AWS」が加速

精密発酵プラットフォーマーSolar Biotech(ソーラー・バイオテック)は…

インポッシブルフーズがオーストラリア・ニュージーランド進出へ向け準備

代表的な米代替肉企業インポッシブルフーズが1年以内に株式上場すると言われるなか、…

米サラダチェーンSweetgreenが自動レストランをオープン

アメリカのサラダ専門チェーンSweetgreenは今月10日、同社初の自動レスト…

オーストラリアが培養肉承認に向けて一歩前進|FSANZがVowの培養ウズラに関する意見募集を開始

オーストラリア・ニュージーランドの独立系シンクタンクFood Frontierは…

微生物発酵で脂肪を開発するNourish Ingredientsが初ラウンドで約12億円を調達

オーストラリアのスタートアップ企業Nourish Ingredientsが初のラ…

次回Foovoセミナーのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

精密発酵レポート好評販売中

Foovo Deepのご案内

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,671円(04/18 12:10時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(04/17 21:26時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(04/18 00:56時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(04/17 18:00時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(04/18 10:46時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(04/17 20:58時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP