Foovo Deep

中国の培養肉企業Jimi Biotechnologyが100%培養鶏肉の開発に成功

 

中国・杭州を拠点とする培養肉企業Jimi Biotechnology(极麋生物)は、「中国初の」100%培養鶏肉の開発に成功したことを発表した。

同社によると、この培養鶏肉は植物性の足場を使用せずに作製されたものとなる。

中国初の100%培養肉

出典:Jimi Biotechnology

植物性の足場を動物細胞と混合して製品開発している培養肉企業もあるなか、Jimi Biotechnologyは100%培養肉は、本物の肉に味・栄養がより近く、消費者に受け入れられやすいと考えている。

同社創業者兼CEO(最高経営責任者)の曹哲厚氏は、植物性足場を含んだ培養肉製品は本当の意味での培養肉とは言えず、消費者心理・商品力の面で、肉好きな消費者を満足させられないと考えている。こうした理由から同社は4カ月前、植物性足場を使用しないことを決め、100%培養肉の製品化を目標とした。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Jimi Biotechnology

 

関連記事

  1. バイオ3Dプリンティング技術で培養肉を開発するTissenBio…
  2. 【原材料別】代替タンパク質スタートアップ企業まとめ21社
  3. 「チキンのテスラ」で知られる植物肉の米SIMULATEが約55億…
  4. 細胞性食品を開発するフランスのPARIMA、シンガポールで細胞性…
  5. GOOD Meat、シンガポールでアジア最大の培養肉工場を着工
  6. 動物肉と同等価格の植物肉が生産可能な自動化技術をシアトルの企業が…
  7. インポッシブルフーズの脅威になるか?スピルリナ由来のヘムを開発し…
  8. 米Geltor、飲食用の精密発酵コラーゲン「PrimaColl」…

おすすめ記事

微生物発酵CDMOのスイス企業Planetaryがコニカミノルタと提携、発酵タンパク質の生産性向上・コスト削減を目指す

スイスに拠点を置くバイオマス発酵・精密発酵のCDMO企業Planetaryは今月…

イート・ジャストが中国ファンドから約34億円を調達、代替卵JUST Eggで高級鶏卵と同等価格を実現

代替卵と培養肉を手掛ける米フードテック企業イート・ジャストが中国のプライベート・…

Kinish、コメ由来の植物性アイスクリーム「The Rice Creamery」を都内スーパー・オンラインで販売開始

出典:The Rice Creamery/Kinish日本発のフードテック企業Kinishが、米…

植物性刺身を開発するOcean Hugger Foodsが復活|タイ企業Nove Foodsと提携して今年後半に海外展開へ

コロナウイルスにより一時は操業停止に追い込まれた植物性代替魚企業Ocean Hu…

MeaTechの子会社Peace of Meat、培養肉の実証プラント建設を年内に開始

イスラエルの培養肉企業MeaTechは、子会社のPeace of Meatが新た…

【2023年度版】精密発酵レポート販売開始のお知らせ

2024年5月12日更新(特典の変更について追記しました)。 2024年9月2日更新(…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

精密発酵ミニレポート発売のお知らせ

最新記事

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(11/16 16:14時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(11/17 02:54時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(11/17 06:24時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(11/16 22:15時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(11/16 14:16時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(11/17 01:33時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP