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BiomeMega、革新的な細菌由来のオメガ3と持続可能な脂肪酸で2027年までに米国市場への進出を計画【創業者インタビュー】

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2022年に設立されたオーストラリアのスタートアップ企業BiomeMegaは、食品、ペットフード、健康食品、化粧品業界向けに、海洋細菌の精密発酵によるオメガ3脂肪酸の生産に取り組んでいる。

オメガ3は、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を含む必須脂肪酸の一種で、体内で合成できないため、食事やサプリメントから毎日摂取する必要がある。

しかし、適切な量のオメガ3を摂取しているのは世界人口のわずか19%であり、現在市場に出回っているオメガ3の多くは魚油由来となる。これは、魚の資源が減少しているため、環境的に持続可能ではない。

BiomeMega共同創業者のGustavo De Cerqueira博士は、世界のオメガ3の3分の2が魚から摂取されている現状を指摘し、この状況を改善するために、同社は海洋細菌を活用したオメガ3生産技術を開発しているとFoovoに述べた。BiomeMegaは、2027年にアメリカで精密発酵オメガ3の上市を目指している。

海洋細菌を用いたオメガ3生産

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インタビュー実施時期:2025年2月上旬

 

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