Foovo Deep

Numilkが家庭用植物ミルクメーカーを発表、クラファンの累計支援額は目標の2倍以上に

 

感染が拡大する新型コロナウイルスの影響を受け、トッピングやカスタマイズが自由な次世代自販機や、家庭用フードロボットが海外では増えている。

通常、次世代自販機または家庭用フードロボットのどちらかに取り組む企業がほとんどだが、中にはラーメン自販機から家庭用調理器までてがけるYo-Kai Expressのような企業もある。

ニューヨークを拠点とするNumilkも、植物性代替ミルク(プラントベースミルク)の次世代自販機から始まり、このほど家庭用の植物ミルクメーカーNumilk Homeを発表した。

自宅で植物ミルクを作れるNumilk Home

Numilk Homeは自宅で植物性代替ミルクを作れる家庭用フードロボット。

コーヒーメーカーほどの大きさのNumilkは数十秒で植物性ミルクを作ってくれる

本体には原料パウチと専用ボトルがついている。

使用方法は本体に水を注ぎ、専用ボトルを設置して、好きな原料パウチをトップにセットし、ボタンを押すだけ。

出典:Numilk

 

専用ボトルに材料と水が注がれ、混合される。16オンス(約450g)サイズの専用ボトルは食器洗浄機に対応しているので洗浄もお手軽だ。

専用ボトルの底には特別な乳化装置が搭載されており、ボトルに注がれた原料と水を乳化する

原料パウチはアーモンド、大豆、オーツ麦、チョコレートなどさまざまなフレーバーが用意されている。

原料パウチには増量剤、加工された甘味料、保存料などは含まれない。例えばアーモンドであれば、細かく砕かれたアーモンド粉末とヒマラヤ岩塩と必要なものだけが含まれている。

ホールフーズに導入された次世代自販機Numilk Kiosk

出典:Numilk

家庭用Numilkは、同社がすでにスーパー9店舗に導入している自販機ミルクメーカーNumilk Kioskの家庭用バージョンとなる。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

  1. 動物を殺さずにコラーゲン・ゼラチンを開発するJellatechが…
  2. Starshipの宅配ロボット、米スーパーSaveMartに初登…
  3. ネスレも細胞農業による代替母乳産業に参入か?
  4. Remilkがカナダで精密発酵乳タンパク質の認可を取得
  5. カナダのBurcon NutraScienceはヒマワリの圧搾粕…
  6. イスラエルのMarineXcell、独自の核初期化技術で細胞培養…
  7. 精密発酵ホエイ・カゼイン開発の最前線|精密発酵による乳タンパク質…
  8. 培養肉セミナー動画(日本細胞農業協会理事・岡田健成氏)|2024…

おすすめ記事

FAOとWHOが培養肉の安全性に関する新レポートを発表

国連食糧農業機関 (FAO)と世界保健機関 (WHO)は今月、共同開催したウェビ…

日本のDAIZエンジニアリング、新大豆タンパク質を2025年に欧州市場へ投入

東京・熊本を拠点とするDAIZエンジニアリングは、食品原料ソリューション企業IC…

香港培養肉スタートアップAvant Meatsが約3億2千万円を資金調達、2021年の市販化を目指す

このニュースのポイント 香港培養肉企業Avan…

ビヨンドミートが代替鶏肉ビヨンドチキンテンダーを北米で発売

ビヨンドミートが北米で代替鶏肉商品を発売した。そら豆・えんどう豆を原料に…

二酸化炭素、水素、微生物からタンパク質を作る米NovoNutrientsが約5.1億円を調達

工業的に排出された二酸化炭素、水素、微生物を活用して代替タンパク質を開発するNo…

スペインのLibre Foodsが菌糸体由来の代替鶏胸肉を発表、2024年に発売へ

菌糸体を活用して代替肉を開発するスペイン企業Libre Foodsは先月、欧州初…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

Foovoセミナー開催のお知らせ

Foovo Deepのご案内

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

Foovoの記事作成方針に関しまして

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(01/18 14:27時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(01/18 00:10時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(01/18 03:58時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
2,156円(01/17 20:26時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(01/18 12:39時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(01/17 23:23時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP