Foovo Deep

個人から企業まで|貼るだけで果物の鮮度を保持するシールを開発したRyp Labsとは

 

アメリカ、ワシントン州を拠点とするRyp Labsは、果物の保存期間を最大14日間延ばすソリューションを開発している。

当初は果物に貼るだけで鮮度を保持できるシールの開発に注力していたが、現在は、食品のフードロスを削減するさまざまなアプリケーションを開発している。

果物に貼るだけで鮮度を保持する天然由来のStixFresh

植物は有害な環境から自身を守るために化合物を放出する。

Ryp Labsはこの天然の防御システムで活躍する化合物を利用して、果物が収穫後に微生物に対抗できるようにし、早すぎる腐敗を遅らせることで、鮮度と保存期間を延ばすソリューションを編み出した。

それが果物に貼り付けるだけのシールStixFreshだ。

出典:Ryp Labs

特許出願中のStixFreshには植物が自分を守るために放出する化合物が含まれている。

StixFreshを農作物に貼ると、シールに含まれる化合物が気化し、農作物の周りに保護層が生成され、塾しすぎや腐敗から農作物を守る仕組みとなる。

Ryp Labsによると、放出される化合物は農作物の種類によって異なる。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Ryp Labs

 

関連記事

  1. 牛乳の全成分を含んだ培養ミルクを開発するカナダ企業Opalia
  2. フードテックの祭典Smart Kitchen Summit 20…
  3. 牛に頼らず酵母で乳タンパク質を再現するフランス企業Bon Viv…
  4. BioBetterはタバコ植物を活用して培養肉用の成長因子を開発…
  5. ゲノム編集で野菜・果物に新しい命を吹き込む米Pairwiseが約…
  6. 量子ドットを活用して温室フィルムを開発するUbiQD、電気を使わ…
  7. Big Idea Venturesの第3コホートに参加する15社…
  8. ロティ、ピザなどのフラットブレッドを90秒で作る家庭用フードロボ…

おすすめ記事

イート・ジャストの培養肉部門GOOD Meatが約184億円を調達

アメリカ企業イート・ジャストの培養肉部門GOOD Meatが1億7000万ドル(…

培養魚を開発するBlueNaluが史上最大の約62億円を調達、パイロット工場の完成・年内にテスト販売へ

細胞を培養して水産物を開発するBlueNaluが6000万ドル(約62億円)を調…

スイス初の培養肉企業Mirai Foodsが初の資金調達、培養肉の市販化を目指す

スイスの培養肉企業Mirai Foodsが初となるシードラウンドで210万スイス…

蜜蜂を使わずにハチミツを作る米MeliBioがプレシードで約9400万円を調達

代替肉、代替ミルクなど代替タンパク質に取り組む企業が増える中…

培養ロブスターを開発する米Cultured Decadenceが約1億7000万円を調達、州政府による細胞農業企業への初出資

細胞農業スタートアップのCultured Decadenceがプレシードで160…

バイオ3Dプリンティング技術で培養肉を開発するTissenBioFarmが約2.2億円を調達

韓国の培養肉スタートアップTissenBioFarmは先月、シリーズAラウンドで…

次回Foovoセミナーのご案内

精密発酵レポート好評販売中

培養魚企業レポート好評販売中

Foovo Deepのご案内

▼聞き流しフードテックニュース▼

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(03/26 17:26時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(03/25 21:09時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(03/26 14:42時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(03/26 07:37時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(03/26 17:16時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP