スウェーデンのスタートアップ企業Mycorenaは菌類由来の代替油脂を発表した。
植物肉を本物の動物肉に近づけるために、細胞培養による代替油脂の開発に参入する企業が世界的に増える中、Mycorenaは世界初となる菌類由来の油脂を開発した。
同社はマイコプロテインPromycを使った代替肉をスウェーデンの一部レストラン、小売で市販化している。このほど、植物肉をさらに本物に近づける代替油脂をポートフォリオに追加した。
菌類由来の代替油脂を開発
植物性原料から作られる代替肉は、キャノーラ油、ひまわり油、ココナッツオイル、パーム油などを使用しているが、植物油脂は風味の点で動物性脂肪に劣るだけでなく、植物油脂によっては、森林伐採や労働問題の側面から持続可能性が問題視される。
これらの植物油脂の問題は「調理時にすぐに溶け、動物由来の肉製品と比較して風味の放出がフラット」なことだと同社は指摘する。