※写真はアレフ・ファームズが2024年の上市を目指す培養コラーゲンのプロトタイプ
培養肉を開発するイスラエル企業アレフ・ファームズは、培養コラーゲンの研究開発にも取り組んでいることを発表した。
これは細胞培養技術を拡張し、牛製品全体を置き換えるというアレフ・ファームズの戦略に基づくものとなる。
屠殺のないコラーゲンを開発

出典:アレフ・ファームズ
プレスリリースによると、世界の食肉供給の70%は集約畜産によるが、食肉は屠殺される動物全体の3分の1しか占めていない。食肉処理場で発生する副産物をもとに作られる製品の1つがコラーゲンだ。
コラーゲンの主な原料は、牛、豚、家禽、海洋生物だが、牛由来のコラーゲンが38%とかなりのシェアを占めている。既存のコラーゲンは、食肉産業の副産物を原料に作られており、屠殺された動物の副産物がコラーゲンの原料供給を支えていることとなる。アレフ・ファームズがコラーゲンなど食肉以外のタンパク質のアプリケーションを検討した理由はここにある。
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アイキャッチ画像の出典:アレフ・ファームズ