3Dプリンター

培養肉アレフ・ファームズ、安価でオープンな増殖培地の開発でWACKERと提携

 

イスラエルの培養肉企業アレフ・ファームズとドイツの化学メーカーWACKERは、培養肉の量産を実現するための増殖培地に必要なタンパク質の生産で協業する。

2社は8日、費用対効果の良い培養肉生産に不可欠となる増殖培地の効率的な生産プロセスを開発することを発表した。培地に添加される増殖因子は細胞の増殖や分化を促進するうえで中核となるタンパク質だが、「極めて法外な費用」ゆえに培養肉のスケールアップを阻む代表的な障壁となっている。

すべての培養肉企業に開かれたソリューション

出典:アレフ・ファームズ

WACKERとアレフ・ファームズの合意は非独占的なもので、あらゆる培養肉企業はウシ胎児血清(FBS)や動物由来成分を使うことなく、2社が開発する安価な増殖培地用のタンパク質を利用できるようになる。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

アイキャッチ画像の出典:アレフ・ファームズ

関連記事

  1. マクドナルドが植物肉バーガー「マックプラント」の試験販売をスウェ…
  2. イスラエル大手食品会社Tnuva、代替タンパク質特化のR&Dセン…
  3. スイス初の培養肉企業Mirai Foodsが初の資金調達、培養肉…
  4. 米ビヨンドミート、植物ステーキ肉の年内発売を計画
  5. 細胞培養により持続可能で高品質なカカオを生産するCelleste…
  6. 精密発酵乳タンパク質を使用したミルクを試食@シンガポール|精密発…
  7. FAOとWHOが培養肉の安全性に関する新レポートを発表
  8. イスラエル企業Remilk、アメリカで精密発酵乳タンパク質の認可…

精密発酵レポート好評販売中

おすすめ記事

米Plantible Foodsがウキクサ由来の植物性代替卵を発表

ウキクサから高機能タンパク質を抽出する米スタートアップPlantible Foo…

上海の培養肉企業CellXがパイロット工場を開設、年内に米・シンガポールで申請へ

上海を拠点とする培養肉企業CellXは今月、中国初の大規模なパイロット工場の完成…

培養肉企業インテグリカルチャーによる 「CulNetコンソーシアム」が本格始動、細胞農業の社会実装を目指す

日本を代表する培養肉企業インテグリカルチャーによる細胞農業オープンイノベーション…

ネスレはコルビオンと提携して植物由来食品用の素材を微細藻類から探索

 ネスレは、植物由来食品分野を強化していく一歩としてオランダのコルビオンと提携し、アニマルフ…

杏子の種から植物ミルクを開発するKern Tecが約19億円を調達、廃棄される核果の種をアップサイクル

杏子、プラム、チェリーなどの核果の種を活用して、代替ミルク、スプレッドなどを開発…

精密発酵で着色料を開発するMichromaが約8.4億円を調達

精密発酵により持続可能な天然着色料を開発するMichromaは今月、シードラウン…

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート好評販売中

Foovo Deepのご案内

培養魚企業レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(10/03 10:11時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(10/02 19:28時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(10/02 23:00時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(10/02 16:19時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(10/03 09:31時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(10/02 18:52時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP