Foovo Deep

Mirai Foodsが厚さ1.5cm以上の培養テンダーロインステーキ肉の作製を発表

 

スイスの培養肉企業Mirai Foodsは今月、厚さ1.5cm以上の培養テンダーロインステーキ肉を作製したことを発表した。同社はこれを可能にした、従来の肉を模倣した組織を効率的に培養する「Fibration Technology」という技術を開発し、3件の特許を出願したことも発表した。

Mirai Foodsは、美味しくて、高品質な培養肉を手の届く価格で市場に投入することを目指し、2019年にスイス、チューリッヒに設立された。

Mirai FoodsのCEO兼共同創業者のChristoph Mayr氏は、「他の種類の肉は研究室で作られており、ヒレステーキが究極の目標です。ヒレステーキは異なる種類の細胞で構成され、適切に組み合わせると、複雑な肉構造になります。この構造化のプロセスは技術的に難しく、ステーキの作製が難しい要因となっています。これこそが、Mirai Foodsが最初の培養牛テンダーロインステーキ肉で持続可能な肉に向けて重要な一歩を踏み出した理由です」と述べている。

Mirai Foodsが培養テンダーロインステーキ肉の作製を発表

「The Rocket」 出典:Mirai Foods

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Mirai Foods

関連記事

  1. 材料毎に投入タイミングを制御するスマート調理ロボットOliver…
  2. 代替母乳のBiomilqがシリーズAで約24億円を調達
  3. Better Juiceの砂糖削減技術を使用したフルーツジュース…
  4. 酵母から脂肪を開発するCultivated Bioscience…
  5. インポッシブルフーズの脅威になるか?スピルリナ由来のヘムを開発し…
  6. 南米を代表するチリのフードテック企業NotCo、シェイク・シャッ…
  7. 精密発酵乳タンパク質を使用したアイスクリーム実食レビュー@シンガ…
  8. 英Ivy Farm、欧州最大の培養肉パイロット工場をオープン

おすすめ記事

パーフェクトデイ、精密発酵の「biology-as-a-service」を本格始動

食用タンパク質で精密発酵をリードする米パー​​フェクトデイ(Perfect Da…

フューチャーミートが世界で初めて培養羊肉を生産、年内に米生産施設を着工

イスラエルの培養肉企業フューチャーミート(Future Meat)は25日、培養…

Shiok Meatsが細胞由来の培養ロブスター試作品を発表、2022年までの商品化を目指す

このニュースのポイント ●シンガポールのShiok Meatsが培養…

Evigence Sensorsが約23億円を調達、食品鮮度をリアルタイムに測定するセンサーシールの商用化を拡大

イスラエル・アメリカを拠点に、リアルタイムの食品鮮度検知センサーを開発するEvi…

培養肉開発用の成長因子を低コストで量産するCore Biogenesisが約3.2億円を調達

フランスのCore Biogenesisが2020年11月にシードラウンドで26…

バイオミメティクスに着想を得た代替肉企業Plantedが約19億円を調達

スイスの代替肉企業Plantedが今月、シリーズAラウンドで1700万フラン(1…

次回Foovoセミナーのご案内

精密発酵レポート好評販売中

培養魚企業レポート好評販売中

Foovo Deepのご案内

▼聞き流しフードテックニュース▼

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(03/28 17:27時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(03/28 21:10時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(03/28 14:42時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(03/29 07:37時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(03/28 17:17時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP