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日本市場で高まる培養うなぎへの関心|日本人の35%が「培養うなぎを試したい」

 

培養うなぎを開発するイスラエル企業Forsea Foodsが日本人を対象に実施した調査によると、日本の消費者は培養うなぎに対して高い関心を持っていることが明らかになった。この調査は2025年1月に全国の15歳から90歳までの2,000人を対象にオンラインで実施された。

35%の回答者が細胞水産物の概念を認識しており、培養うなぎを試したいと回答。25%は価格に関係なく試したいと回答した。また、約40%が、「細胞培養による水産物が乱獲問題の解決策となり、海洋保全に貢献できる」と認識していることが判明した。

細胞水産物(培養シーフード)とは、魚の細胞に栄養を与えて、細胞を増やし、食用部分を生産する技術であり、培養うなぎはうなぎの細胞を培養して作られる。

日本は世界のうなぎ供給量の約50%を消費するうなぎ国だが、国内ではうなぎの卸売価格は2010年頃には2,300円ほどだったがその後高騰し、その後は5,000円前後で推移している。うなぎの個体数が減少し、価格が高騰する中、Forsea Foodsは日本および世界市場に、うなぎの新たな供給源を提供することを目指している。

調査結果によると、回答者の半数以上が年に1回以上うなぎを食べ、そのうち10%は定期的に消費している。しかし、高価格が消費の障壁となっており、23%の回答者が「うなぎが大好きだが、価格が高いため購入を控えている」と回答した。また、3分の1以上が乱獲による生態系への影響を懸念し、うなぎが絶滅危惧種に指定されていることについても関心を示した。

出典:Forsea Foods

培養うなぎに興味を持つ理由として、約半数の回答者が「味への期待」を挙げ、約3分の1が「栄養価が高く、安全である」という健康面でのメリットを評価。さらに、約3分の1が「持続可能性」を理由に興味を示し、約26%が技術の革新性に関心を示している。

Forseaは独自のオルガノイド技術を活用し、魚の細胞が自然に、脂肪と筋肉から構成される3次元組織を形成する環境を作り出している。この技術により、成長因子の使用を最小限に抑えつつ、天然のうなぎと同様の味、食感、栄養価を持つ製品を開発することが可能となった。さらに、従来の養殖と比較して必要な資源が少なく、環境負荷も低減できるとされている。

同社共同創業者兼CEO(最高経営責任者)のRoee Nir氏は、「今回の調査結果は、日本の消費者が新しい食品の選択肢を受け入れる準備ができていることを示しています」とコメント。

現在、培養うなぎを含む培養シーフードは、世界のいずれの国でも販売認可は下りていない(※)。Forseaは日本市場への参入を視野に入れている。日本の食品メーカーからの関心も高まっており、今後の展開が注目される。

 

※Foovoのインスタグラムでは、これまでの培養肉の認可状況を図解で不定期に紹介している。過去の動向を振り返りたい方はぜひチェックしてみてほしい。

 

参考記事(プレスリリース)

日本の消費者、培養うなぎを新たな選択肢として受け入れる

 

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アイキャッチ画像の出典:Forsea Foods

 

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