世界で最初に培養肉製造認可を取得したシンガポール企業Esco Asterが、2025年までにシンガポール、チャンギ地区に約7400平方メートル(80,000平方フィート)の培養肉生産工場を建設予定であることが明らかになった。
この工場の生産能力は年間400~500トンとなる予定で、シンガポールで建設中の工場と比較して、同国最大の培養肉工場になると見込まれる。The Strates Timesが報じた。
Esco Aster、2025年までにシンガポールに新たな培養肉工場建設へ
シンガポールは2020年12月の培養肉販売を皮切りに、世界の培養肉業界をリードしてきた。
2021年には、Esco Asterがシンガポール食品庁(SFA)から培養肉の製造認可を取得。Esco Asterは現時点で、培養肉の製造認可を取得した世界で最初かつ唯一の受託製造施設となる。
The Strates Timesの報道によると、Esco Asterの現生産施設はAyer Rajah Crescentにある。同地区にある80平方メートルほどの施設で、GOOD Meatの培養肉が生産されている。
現施設の100倍近い広さのチャンギ工場が完成すると、シンガポールにおける培養肉の流通拡大につながる。
オランダ、イスラエル、韓国企業と提携するEsco Aster
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アイキャッチ画像の出典:Esco Aster