大手乳業メーカーのダノンは今月、細胞培養により代替母乳を開発するイスラエル企業Wilkに200万ドル(約2.6億円)を出資した。
ダノンが主導するラウンドには、イスラエルの培養肉企業Steakholder Foods、イスラエルの乳業メーカーTaraやコカ・コーラ・イスラエルを所有するCentral Bottling Companyが参加した。
ダノンはWilkと協力して、粉ミルク用の培養母乳成分を開発することを検討している。
ダノン、細胞培養母乳を開発するWilkに出資
ヘブライ大学のNurit Argov-Argaman博士によって2018 年に設立されたWilkは、代替母乳、代替ミルクを生産するための細胞培養技術を開発している。
Wilkはこれまでに細胞由来のヒトラクトフェリン、乳脂肪を使用したヨーグルトの開発に成功している。Wilkは昨年11月、ヨーグルトが外部の研究所によって化学的・生物学的な要件を満たしていることが確認されたことを発表した。
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アイキャッチ画像の出典:Wilk