食品・飲料・製薬業界向けの世界大手システムサプライヤーであるドイツ企業GEAは今月、培養肉や微生物発酵の製品を試験・製造するための中心ハブとして、ドイツ、ヒルデスハイムに技術センターを開設したことを発表した。
New Food Application and Technology Center of Excellence (ATC)と名付けられたこのセンターでは、GEAのクライアント企業が細胞培養・発酵のパイロットラインを使用して、研究室から商用規模の製造まで「迅速な」イノベーションを進めることが可能となる。
細胞農業製品の商用化を支援するGEAの新センター
ATCには、微生物発酵・細胞培養により肉、ミルク、シーフード、卵の代替品を生産するためのパイロット工場がある。クライアント企業はATCの新しい試験プラットフォームを使用することで、大規模工場に初期投資することなく、ベンチスケールから工業スケールへ移行できるようになる。
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アイキャッチ画像の出典:GEA