3Dプリンター

Revo Foodsが3Dプリンターで作製した代替サーモンを初発売、スーパーでも販売開始

 

オーストリア企業Revo Foodsが3Dプリンターで作製した代替サーモンを発売した。同社は自社リンクトインで、今月14日に代替サーモンの切り身「THE FILET」を発売することを発表した

「THE FILET」は、オーストリアのビーガンスーパーマーケットBilla Pflanzillaで14日より販売されるほか、オーストリアのビストロレストランのAdlerhofBistro Verdeで提供される。

ドイツオーストリアの消費者はオンラインストアで本日より購入できるが、本記事を書いている時点ですでに完売と表示されている(15日現在、購入できる状態になっている)。10月1日からは欧州の他の国からもオンラインストアで購入可能となる。

Revo Foodsは数年前から、代替サーモンの開発に3Dプリンティング技術を活用してきた。2021年3月には3Dプリンター製サーモンの試食会を初めて開催した

同社は2022年に欧州での販売を600箇所から3000箇所へと拡大し、欧州21ヵ国への進出を実現しているが、これまでに市場に投入した製品は、3Dプリンター製ではないスプレッドサーモン、スモークサーモンだった。

2020年の創業から3年。ついに3Dプリンターで生成した代替魚の発売を実現した。Foovoの認識では、3Dプリンターによる代替魚の発売、小売店での発売は、いずれもRevo Foodsが初となる。

Revo Foodsが3Dプリンター製の代替サーモンを初発売

出典:Revo Foods

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Revo Foods

 

関連記事

  1. ネスレはコルビオンと提携して植物由来食品用の素材を微細藻類から探…
  2. Remilkがイスラエル食品大手CBCグループと提携、1年以内の…
  3. 精密発酵でアニマルフリーなチーズを作るNutropyが約2.8億…
  4. 日本初|植物肉グリーンカルチャーが植物魚に参入、7月より寿司屋で…
  5. 精密発酵タンパク質のB2B生産プラットフォームを開発するFerm…
  6. All G、精密発酵ウシラクトフェリンでGRAS自己認証を取得|…
  7. 植物サーモンのNew School Foods、カナダでのレスト…
  8. 韓国のEverything But、ペットフードを使った培養肉の…

おすすめ記事

中国の培養肉企業Joes Future Food、パイロット工場建設のための資金を獲得

中国の培養肉企業Joes Future Food(周子未来)は先月、シリーズAラ…

オランダ小売大手Albert Heijn、植物性タンパク質47%に届かず──売場から見える戦略の工夫

オランダ大手スーパーAlbert Heijn(アルバート・ハイン)は、2024年…

精密発酵で代替パーム油を開発するC16 Biosciencesが約5.1億円を調達、食品事業を強化

精密発酵で代替パーム油を開発する米C16 Biosciencesは今月、食品分野…

代替肉のRedefine Meatがイスラエルで5つの新商品を発売、年内の欧州進出を目指す

3Dプリンターを活用するイスラエルの代替肉企業Redefine Meat(リディ…

米イート・ジャスト、新しい培養鶏肉製品で再びシンガポール当局の販売許可を取得

アメリカのフードテック企業イート・ジャストが培養肉で再び快挙を成し遂げた。…

ケンタッキー、ビヨンド・ミートの代替フライドチキンを全米で販売

ケンタッキーフライドチキン(KFC)は5日、アメリカ企業ビヨンド・ミートの代替肉…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(06/18 15:20時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(06/19 01:15時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(06/19 05:15時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(06/18 21:22時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(06/18 13:25時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(06/19 00:28時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP