Foovo Deep

ポーランドのFresh Insetが開発した鮮度保持シール「Vidre+」: 葉物野菜の鮮度を24日間に延長

24日目のルッコラの比較。右がVidre+使用

ほうれん草、ルッコラなど葉物野菜の鮮度を保持できる新たな技術が登場した。

ポーランドのバイオテック企業Fresh Insetは、葉物野菜の保存期間を延長させる鮮度保持シール「Vidre+」を開発した。最新の研究によると、「Vidre+」を使用することで、ルッコラの賞味期限を24日間、ほうれん草の賞味期限を10日間に延長と、大幅に鮮度を保持できることが示された

食品廃棄物が世界で3番目の温室効果ガス排出源と言われる中、Fresh Insetは「Vidre+」により、年間最大946万トンの果物・野菜を廃棄から救済できると見込んでいる

葉物野菜の賞味期限を24日間に延長するシール「Vidre+」

出典:Fresh Inset

生産された果物や野菜の約半分が、消費される前に、保管、輸送、販売、家庭内のいずれかのタイミングで腐敗していると言われている。求められているのは、エネルギーもインフラも必要としない、使いやすい安価なツールだ。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Fresh Inset

 

関連記事

  1. 精密発酵食品の現在地──卵白タンパク質・乳タンパク質・ラクトフェ…
  2. 「競争よりも共創」代替肉で環境問題に挑むネクストミーツが目指すも…
  3. 牛乳の全成分を含んだ培養ミルクを開発するカナダ企業Opalia
  4. 1つのカカオ豆から年間1.5トンの培養カカオ──イスラエル企業K…
  5. 精密発酵セミナー動画-2023年4月開催-
  6. Imagindairyがイスラエルで精密発酵ホエイの認可を取得 …
  7. 精密発酵でヘムを開発するPaleoが約17億円を調達、植物性食品…
  8. 米New Cultureが精密発酵カゼインによるモッツァレラ試食…

おすすめ記事

2023年精密発酵業界の全貌:認可企業の動向、2024年予測、CDMO企業の動向|Foovoレポート

2024年9月24日更新100億円を超える資金調達が目立った2021年-…

精密発酵でアニマルフリーなチーズを作るNutropyが約2.8億円を調達

パリを拠点とする精密発酵企業Nutropyは今月、プレシードラウンドで200万ユ…

ADMがAir Proteinと空気タンパク質を使用した代替肉の研究開発で提携

世界大手の農産物加工・食品原料メーカーである米ADM(アーチャー・ダニエルズ・…

「本物のようにほぐれる」ホールカットの代替タラを開発するアイルランド企業Sea&Believe

アイルランドのスタートアップSea&Believeは、ビーガン向けホール…

Finless Foodsが約40億円を調達、培養マグロの製造と植物性マグロの販売を拡大へ

植物由来や細胞培養の代替シーフードを製造するアメリカのFinless Foods…

Kikka Sushiが米ホールフーズで植物性のビーガン寿司を発売

米大手スーパーチェーンのホールフーズと30年以上にわたって提携しているKikka…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

精密発酵ミニレポート発売のお知らせ

最新記事

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(12/16 16:24時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(12/17 03:05時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(12/17 06:40時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(12/16 22:24時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(12/16 14:24時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(12/17 01:47時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP