Foovo Deep

ブラジル企業Cellva Ingredients、培養豚脂肪に続き、コーヒー副産物から代替甘味料の開発へ

 

ブラジルのフードテック企業Cellva Ingredientsは代替甘味料の開発に取り組んでいることを発表した。

同社はこれまでに豚の培養脂肪マイクロキャリア、独自のマイクロカプセル化技術などを開発してきたが今月、コーヒー副産物をアップサイクルして代替甘味料を開発していることを発表した

Cellva、コーヒーハスクから代替甘味料を開発

イメージ画像

Cellvaがコーヒー副産物のアップサイクルに注目するのは、同社がブラジル企業であることと密接に関係する。

ブラジルは世界一のコーヒー生産国であり、その生産量は世界の39%占める

コーヒーの加工ではコーヒー総重量の30%-50%の廃棄物が生じるとされる。コーヒー生産により毎年2,300万トンのコーヒー副産物が生じているのだ。

コーヒー副産物には、コーヒーハスク(コーヒーの実から豆を取り出した後に残る殻や外皮)、コーヒーパルプシルバースキン(豆から種子、果肉を除いた後に残る薄い種皮)、コーヒー粕があり、Cellvaが着目したのがコーヒーの殻であるコーヒーハスク

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

アイキャッチ画像はイメージ画像(フリー素材)

 

関連記事

  1. 【10/16】現地レポート会:フィンランド&シンガポールにおける…
  2. 世界の精密発酵タンパク質の認可状況まとめ【2024年11月】|F…
  3. イスラエル農務省が設立した培養ティラピアを開発する培養魚企業E-…
  4. オーストラリアのAll G Foods、植物肉ブランドを切り離し…
  5. 精密発酵で乳タンパク質を開発するBon Vivantが約24億円…
  6. アレフ・ファームズがイスラエルで培養牛肉の承認を取得|牛肉では世…
  7. そら豆を原料に代替卵を開発するPerfeggtが約4.9億円を調…
  8. ブラジル初の培養脂肪企業Cellva Ingredientsが約…

おすすめ記事

日本から世界へ、酵母の育種×発酵技術で挑む|奈良先端大・高木博史特任教授の「伝統・バイオマス・精密発酵」によるフードイノベーション戦略

出典:高木博史特任教授2025年9月9日更新奈良県に、発酵(伝統・バイオマス・精密発酵)…

スペイン政府がBioTech Foodsの主導する培養肉プロジェクトに約6億5千万円を出資

スペインの培養肉スタートアップBioTech Foodsはスペイン政府から520…

廃棄カリフラワー由来の植物アイスクリーム|EatKindaがニュージーランドを一時撤退してアメリカ市場参入を目指す理由

ニュージーランド発のスタートアップEatKindaは、見た目が悪かったり、サイズ…

菌糸体由来肉の米Meati Foodsが約199億円を調達、今年後半に大型工場から出荷を開始

菌糸体由来の代替肉を開発する米Meati Foodsは今月、シリーズCラウンドで…

キッチンカーで植物肉を広めたい|学生団体Planmeetがクラウドファインディングをスタート

植物肉という食の選択肢を広げるために、早稲田大学などの学生による学生団体Plan…

“見えない卵”を置き換え、食卓の多様性を守る-日本企業UMAMI UNITED JAPANの「インビジブルな」代替卵戦略|創業者インタビュー

山﨑寛斗氏(出典:UMAMI UNITED JAPAN)「バターとマーガリン…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

精密発酵ミニレポート発売のお知らせ

最新記事

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(11/23 16:17時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(11/23 02:57時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(11/23 06:28時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(11/22 22:18時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(11/23 14:18時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(11/23 01:36時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP