Foovo Deep

代替シーフードのAqua Cultured Foods、スイスの小売大手ミグロとPoC契約を締結

 

代替シーフード企業Aqua Cultured Foodsは16日、スイスの小売大手ミグロとPoC契約を締結した

PoCは技術検証、概念実証と言われ、企業同士が提携に先立ち、保有技術の実用性について検証することを指す。Aqua Cultured Foodsが代替シーフードの開発促進でミグロとPoC契約を締結したことは、Aqua Cultured Foodsが欧州進出を視野にいれていることを意味する。

2社の協業には、Aqua Cultured Foodsの発酵由来シーフードに対するスイスの消費者の受容度評価と、スイスでの新しいビジネスチャンス模索が含まれる。

発酵由来の代替シーフード

出典:Aqua Cultured Foods

Aqua Cultured Foodsはバイオマス発酵により、見た目も食感も本物を模倣した代替シーフードを開発するアメリカのスタートアップ企業。

植物由来、細胞由来の代替魚に取り組む企業が多い中、同社は独自菌株を用いた微生物発酵により全筋肉((whole-muscle)塊状)の寿司用シーフードを開発する。生産されるシーフードは無味であるため、植物素材由来の代替食品でみられる、違和感のある風味が残ることはない。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

  1. Revo Foodsが3Dプリンターで作製した代替サーモンを初発…
  2. Onego Bio、米ウィスコンシンに精密発酵卵白の工場建設を計…
  3. The Every Company、アニマルフリーな卵白タンパク…
  4. VenHubが開発する完全自律型のスマートコンビニ
  5. パーフェクトデイの精密発酵由来の乳タンパク質を使った牛乳が今夏、…
  6. Wilk、細胞培養乳脂肪を使った「世界初」のヨーグルトを開発する…
  7. 代替マグロの切り身を開発する米Impact Food、年内の市販…
  8. 藻類で培養肉用培地のコストダウンを図る東京女子医科大学、培養廃液…

おすすめ記事

代替油脂の米Lypidが台湾大手コーヒーチェーンと提携、500店舗に導入

植物由来の代替油脂を開発する米Lypidが、台湾大手コーヒーチェーンのLouis…

Finless Foodsが約40億円を調達、培養マグロの製造と植物性マグロの販売を拡大へ

植物由来や細胞培養の代替シーフードを製造するアメリカのFinless Foods…

菌糸体から代替肉を作るAtlast Foodが約43億円を調達

菌糸体から代替肉を開発するAtlast FoodがシリーズAで4000万ドル(約…

GFI、SCiFi Foodsのウシ細胞株と無血清培地を取得し公開へ|重複作業の削減と業界加速を目指す

出典:SCiFi FoodsGood Food Institute(GFI)は今月16日、昨年事…

アレフ・ファームズがスイス当局に培養肉の申請を提出、欧州で初

イスラエルの培養肉企業アレフ・ファームズ(Aleph Farms)は欧州連合(E…

【2025年】培養魚・培養シーフード企業レポート販売開始のお知らせ

2025年6月30日更新最新版の培養魚企業レポート(第3版)を2025年…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

精密発酵ミニレポート発売のお知らせ

最新記事

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

▶メールマガジン登録はこちらから

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

Foovoセミナー(年3回開催)↓

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

2025年・培養魚企業レポート販売開始

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(10/29 16:11時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(10/30 02:43時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(10/30 06:18時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(10/29 22:10時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(10/29 14:11時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
698円(10/30 01:29時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP