イスラエルの培養肉企業アレフ・ファームズとドイツの化学メーカーWACKERは、培養肉の量産を実現するための増殖培地に必要なタンパク質の生産で協業する。
2社は8日、費用対効果の良い培養肉生産に不可欠となる増殖培地の効率的な生産プロセスを開発することを発表した。培地に添加される増殖因子は細胞の増殖や分化を促進するうえで中核となるタンパク質だが、「極めて法外な費用」ゆえに培養肉のスケールアップを阻む代表的な障壁となっている。
すべての培養肉企業に開かれたソリューション
WACKERとアレフ・ファームズの合意は非独占的なもので、あらゆる培養肉企業はウシ胎児血清(FBS)や動物由来成分を使うことなく、2社が開発する安価な増殖培地用のタンパク質を利用できるようになる。
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アイキャッチ画像の出典:アレフ・ファームズ