Foovo Deep

規格外・余剰農産物のB2B販売プラットフォームを提供するFull Harvestが約26億円を調達

 

規格外・余剰の農産物をB2Bで販売するプラットフォームを構築するFull HarvestがシリーズBラウンドで2300万ドル(約26億円)を調達した

ラウンドはTELUS Venturesが主導し、Rethink ImpactPortfoliaRadicle GrowthCultivian Sandbox VenturesStardust capitalなどが参加した。今回の調達により、Full Harvestの調達総額は3450万ドル(約39億円)となる。

農家と企業を直接つなぐフードロスのB2Bプラットフォーム

出典:Full Harvest

Full Harvestはサンフランシスコを拠点とするスタートアップ企業で、2015年にChristine Moseley氏によって設立された。

同社は産地で見た目が悪く規格外となった農産物や余った農産物を、企業向けに迅速に直接販売するためのマーケットプレイスを開発した。農産物を原料として調達したい食品・飲料メーカーと、農家とを直接つなぐオンライン化されたB2Bプラットフォームとなる。

これにより、買い手となるメーカーは、わずか数クリックで規格外・余剰の農産物を作り手から直接購入することができる。

売り手・買い手の経済性を追求したフードロスソリューション

出典:Full Harvest

Full Harvestのビジネスアイディアは、Moseley氏がコールドプレスジュース企業のOrganic Avenueで働いていたときに思い付いたものだった。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

 

関連記事

  1. 代替母乳のBiomilqがシリーズAで約24億円を調達
  2. 食肉大手JBSが培養肉に参入、培養肉企業BioTech Food…
  3. 米MycoTechnologyが約105億円を調達、菌糸体発酵プ…
  4. 材料毎に投入タイミングを制御するスマート調理ロボットOliver…
  5. Motif FoodworksがSolar Biotechとの提…
  6. カナダのBurcon NutraScienceはヒマワリの圧搾粕…
  7. 省スペースで野菜30個を栽培できるGardyn|スマートでコンパ…
  8. インドネシア企業Mycotech Labが開発した動物を犠牲にし…

精密発酵レポート好評販売中

おすすめ記事

Evo Foodsとギンコ・バイオワークス、アニマルフリーな卵タンパク質の開発で提携

海外では動物に頼らずに食品成分を作る手法として、精密発酵が人気の手法になりつつあ…

微細藻類で代替タンパク質を開発するBrevelが約25億円を調達|色も風味もニュートラルなタンパク質

イスラエルのバイオマス発酵スタートアップのBrevelは今月、シードラウンドで1…

ネスレ、アニマルフリーな乳製品開発で精密発酵スタートアップと提携

ネスレが精密発酵市場に参入する。ネスレは12日、精密発酵により乳タンパク…

培養魚の米Wildtype、培養魚の試食ができる実証プラントの稼働をまもなく開始

細胞培養により培養サーモンを開発するWildtypeが、実証プラントの稼働をまも…

3Dプリント肉のSavorEatがアメリカの大学への試験導入でソデクソと提携

3Dプリンターを活用して植物肉を開発するイスラエル企業セイバーイート(Savor…

スティックブランドの米Slim Jimがメタバース参入に向けて商標を出願

アメリカを拠点とするミートスティックブランドのスリムジム(Slim Jim)は、…

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート好評販売中

Foovo Deepのご案内

培養魚企業レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

▼運営者・佐藤あゆみ▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(10/02 10:11時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(10/02 19:28時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(10/02 23:00時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(10/02 16:19時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(10/02 09:31時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(10/02 18:52時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP