Foovo Deep

チーズ大手のベル、精密発酵企業Standing Ovationと独占提携

 

世界的なチーズブランドBabybelLaughing CowBoursinで知られるフランスのチーズ大手Bel(ベル)グループは先月、フランスの精密発酵スタートアップStanding Ovationと独占的パートナーシップを締結し、精密発酵によるカゼインタンパク質を代替チーズ製品に組み込むことを発表した。

チーズ大手のベル、精密発酵企業Standing Ovationと独占提携

出典:Standing Ovation

2020年にパリで設立されたStanding Ovationは、動物に頼ることなく、主要乳タンパク質の1つ、カゼインを生産する革新的な精密発酵プロセスを開発した。微生物を生産工場として活用することで、牛由来と同一のカゼインタンパク質を生産している。

精密発酵は、動物由来タンパク質に匹敵する栄養価、機能性、味をもたらすだけでなく、集約型生産から分散型生産、トップダウン式生産からボトムアップ式生産への移行を可能とする、効率的かつ環境負荷を軽減した食品生産技術として、近年、食品業界で注目されている。

ここから先は有料会員限定となります。

読まれたい方はこちらのページから会員登録をお願いします。

すでに登録されている方はこちらのページからログインしてください。

関連記事

アイキャッチ画像の出典:Standing Ovation

 

関連記事

  1. イスラエルのImagindairy、アニマルフリーな精密発酵乳タ…
  2. 宮崎発・江田畜産社セミナー動画(田中伶氏)|2024年5月開催
  3. 歴史ある伊食肉メーカーGruppo Tonazzo、食肉事業から…
  4. 米Helaina、約65億円の調達で精密発酵ヒトラクトフェリンの…
  5. ホールカットの植物サーモンを開発するOshi、年内にアメリカで発…
  6. 菌糸体ステーキ肉の開発に挑むスペイン企業Libre Foods
  7. NotCoが約95億円を調達、食品業界向けのAIプラットフォーム…
  8. 世界の精密発酵タンパク質の認可状況まとめ【2024年11月】|F…

おすすめ記事

食品ロスに取り組むToo Good To Goが約31億円を調達、米国での進出拡大へ

フードロスに取り組むデンマーク企業Too Good To Goが2570万ユーロ…

精密発酵で卵白タンパク質を開発するOnego Bio、米国進出に向けて約61億円を調達

フィンランド・アメリカに拠点を置くOnego Bioは今月、精密発酵による卵白タ…

UMAMI UNITEDの植物性代替卵「UMAMI EGG」が都内レストランに登場

シンガポール、日本に拠点を構えるUMAMI UNITEDが開発した植物性の代替卵…

アニマルフリーな乳タンパク質を開発するイスラエルRemilkが約11億円を調達

イスラエルを拠点とするRemilkがシリーズAラウンドで11…

米The Live Green Co、精密発酵によるヒト母乳脂肪の生成を発表

アメリカの精密発酵企業The Live Green Coは、ヒトの母乳に含まれる…

菌糸体からベーコンを開発する米MyForest Foods、年産約1300トンの新工場を開設

菌糸体を使って代替ベーコンを開発する米MyForest Foodsは先月、新工場…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

最新記事

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

Foovo Deepのご案内

Foovoの記事作成方針に関しまして

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,707円(04/18 15:00時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(04/19 00:47時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(04/19 04:45時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(04/18 21:00時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(04/18 13:05時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(04/19 00:02時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP