オーストラリアの培養肉企業Vowは、絶滅したケナガマンモスのタンパク質で作られたミートボールを作製したことを発表した。
「新しい肉を発明する」という使命のもと、Vowは過去4年間にわたり、アルパカ、スイギュウ、カンガルー、ワニなど50種以上の種の可能性を調査してきた。Vowは、ごくわずかな土地とエネルギーで製造された、おいしくて、持続可能な満足のいく代替肉を作ることを目指している。
世界的に肉の需要が高まる中、現在の食料システムを再考し、畜産に頼らずに栄養を満たす新しい可能性を検討する必要があるとVowは考えており、オランダのナチュラリス自然史博物館とコンサルティング会社Wunderman Thompsonと協力し、未来の食に関する「会話の出発点」として、マンモスのミートボールを作製した。
マンモスミートボールはオランダのNEMO科学技術博物館で公開された。
世界初の培養マンモスミートボール
Vowによると、マンモスのミートボールの作製には、100㎡を超える表面積(カフェの面積にほぼ相当)で増殖した200億個以上の細胞が必要だったという。
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アイキャッチ画像の出典:Aico Lind氏 www.studioaico.nl