シンガポールの代替肉企業TiNDLE Foods(旧Next Gen Foods)は今月、2024年の全国的な小売発売に先立ち、アメリカの一部小売で植物性代替鶏肉TiNDLE Chickenの正式発売を発表した。
スーパーマーケットGiant EagleやオンラインデリバリーストアFreshDirectなど、アメリカ東海岸、中西部、西海岸の一部の小売店では先週からTiNDLE Chickenの販売が開始された。
今年初めにイギリスのホールフーズ・マーケットやモリソンズ、ドイツ最大の小売業者EDEKAグループなど、欧州での発売に成功して以来、アメリカの消費者がスーパーマーケットでTiNDLE Chickenを直接手に取れるようになるのはこれが初となる。
小売店への拡大は、TiNDLE Chickenが初めて対面で販売されることを意味している。同社は米小売店での発売について、「2024年の全米での小売展開に向けて、地球を救うことを簡単に、楽しく、美味しくするという会社の使命にとって極めて重要な動きとなります」と述べている。
米小売店デビューと急速な海外展開
先週より、インディアナ州、オハイオ州、ペンシルベニア州のGiant Eagle約84店舗の冷凍コーナーでTiNDLE Chickenシリーズが発売された。1918年に設立されたGiant Eagleは中西部、西海岸で400店舗以上を展開しており、来年以降、導入店舗が拡大されていくと思われる。
Tindle Foodsは2022年2月、アメリカのオンラインストアで販売を開始するとともに、カリフォルニア、ニューヨークなど一部都市のレストランで提供を開始した。
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アイキャッチ画像の出典:TiNDLE Foods