代替プロテイン

シェイクシャックが初のヴィーガン(ビーガン)バーガーをロンドンで販売開始

シェイクシャック(Shake Shack)は初となる100%ヴィーガンバーガー販売を開始した。

ベジタリアンバーガーはあったが、ヴィーガンバーガーは初めてとなる。

2001年にニューヨークで屋台から始まったシェイクシャックは、いまや世界中で愛されるハンバーガーブランドに成長した。日本では2015年に1号店が明治神宮外苑に開店している。

これまでのベジタリアン向けハンバーガー・シュルームバーガーは、マッシュルームをベースにしたパテにチーズを包みこみ、レタス、トマトでトッピングしたもの。

出典:Shake Shack ベジタリアン向けのシュルームバーガー

 

新しく販売されるヴィーガンバーガー、ヴィーガン・シャックバーガー(Vegan ShackBurger)は、パテに野菜、穀物、ハーブ、ケール、キヌア、サツマイモを包み込み、レタス、トマト、ヴィーガン用シェイクシャックソース、ヴィーガンチーズでトッピングしている。

出典:Shake Shack 新しく販売されたヴィーガンシャックバーガー

ヴィーガンバーガーを待ち望んでいたファンにはこの上ないニュースだが、ひとつ悲しい事実をお伝えしなければならない。

ヴィーガン・シャックバーガーはロンドンの店舗でしかまだ食べられないことだ。しかも、販売時間も限定されている。

ロンドンでヴィーガン・シャックバーガーを食べたい場合は、下記店舗へ問い合わせてみよう。

Canary Wharf

Mansion House

Brent Cross

Stratford

 

日本で高まるミートレス

国内ハンバーガー業界でもベジタリアン、ヴィーガン向けの新商品が続々と登場している。

ファーストフード大手モスバーガーは、初の100%ヴィーガン用ハンバーガー・グリーンバーガー(GREEN BURGER)の販売を開始している。主要原材料に動物性食材を使わず、野菜・穀物で作られたハンバーガーだ。

出典:モスバーガー ヴィーガン用のグリーンバーガー

東京にあるグレートレイクス(Great Lakes Tokyo)はモスバーガーに続き、動物性食材を使わないヴィーガンバーガーを販売。

2020年6月にミートレスを宣言したハンバーガー店だ。

売り切れすることが多く、日本でも「ミートレス」の高まりをうかがえる。

出典:グリーンレイクス 2020年6月にミートレスを宣言した

 

参考記事:

Shake Shack Launches First-Ever Vegan Burger For Limited Time In U.K.

The Vegan ShackBurger has landed!

 

関連記事

  1. チーズ大手のベル、精密発酵企業Standing Ovationと…
  2. イスラエルのSuperMeat、培養肉の生産コスト削減を発表-1…
  3. Big Idea Venturesの第3コホートに参加する15社…
  4. 培養脂肪の英Hoxton Farmsが約32億円を調達、ロンドン…
  5. 米Optimized Foods、食品廃棄物と菌糸体を活用した持…
  6. 米AQUA Cultured Foodsがギンコバイオワークスと…
  7. 伝統的なチーズ製法で植物チーズを開発するデンマーク企業FÆRM
  8. 細胞由来のウナギ、マグロ、タイを開発するUmami Meatsが…

おすすめ記事

そら豆を原料に代替卵を開発するPerfeggtが約4.9億円を調達

ドイツの代替卵スタートアップ企業Perfeggtは先月、プレシードラウンドの調達…

イスラエル大手食品会社Tnuva、代替タンパク質特化のR&Dセンター設立へ

イスラエル大手食品会社Tnuva(ツヌバ)は代替タンパク質分野の取り組みを強化す…

農業に塩水を活用するRed Sea Farmsが約17億円を調達、北米展開も視野に

作物の栽培に塩水を活用するRed Sea FarmsがシリーズAで600万ドル(…

イスラエルのForsea Foodsが世界で初めて培養うなぎの試作品を発表

イスラエルの培養魚企業Forsea Foodsが培養うなぎの開発に成功し、初とな…

Steakholder Foodsが台湾進出に向け、台湾の工業技術研究院と提携

独自の3Dプリンターで植物由来や細胞由来の代替肉・代替魚を開発するイスラエル企業…

TurtleTree、精密発酵ラクトフェリンの上市に向けて最初の商業パートナーシップを締結

精密発酵でラクトフェリンを開発するTurtleTreeが初の商業パートナーシップ…

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

Foovoセミナー開催のお知らせ

Foovo Deepのご案内

精密発酵レポート・好評販売中

マイコプロテイン・菌糸体タンパク質レポート好評販売中

Foovoの記事作成方針に関しまして

【2024年】培養魚企業レポート好評販売中

▼聞き流しフードテックニュース▼

 

 

 

【FoovoBridge】日本のフードテックニュースを海外へ発信する英語サイト

▼メルマガ登録はこちらから▼

フードテックの海外ニュースを週1回まとめてお届けしております。

 

ご登録いただいた方には、国内外の培養肉開発に取り組む企業101社をまとめたレポート(全23ページ)を無料でお配りしております(2022年3月更新版)。

 

最新のフードテックニュースを逃したくない方におすすめです。

 

 

▶メールマガジン登録はこちらから

最新記事

フードテックを理解するのに役立つ書籍

夢の細胞農業 培養肉を創る

夢の細胞農業 培養肉を創る

羽生雄毅
1,760円(01/27 14:33時点)
Amazonの情報を掲載しています
培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

培養肉とは何か? (岩波ブックレット)

竹内 昌治, 日比野 愛子
572円(01/28 00:13時点)
発売日: 2022/12/06
Amazonの情報を掲載しています
フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀
1,782円(01/28 04:04時点)
発売日: 2020/07/23
Amazonの情報を掲載しています
マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 (日本経済新聞出版)

アンドレ・アンドニアン, 川西剛史, 山田唯人
1,980円(01/27 20:28時点)
発売日: 2020/08/22
Amazonの情報を掲載しています
クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

ポール・シャピロ
1,782円(01/27 12:42時点)
発売日: 2020/01/09
Amazonの情報を掲載しています
培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

培養肉の入門書: 趣味・興味・投資・事業の入り口に 培養肉シリーズ

石井金子
498円(01/27 23:28時点)
発売日: 2022/02/20
Amazonの情報を掲載しています
PAGE TOP